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11勝の柳賢振、ドジャース専門メディアが「FA大型契約も可能」報じる

11勝の柳賢振、ドジャース専門メディアが「FA大型契約も可能」報じる

Posted July. 22, 2019 08:54,   

Updated July. 22, 2019 08:54

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7回4安打4四死球1失点。普通の先発投手なら「好投」と言うべき投球内容だ。だが「モンスター」柳賢振(リュ・ヒョンジン=32)は喜びよりは悔いを示した。

柳賢振ロサンゼルス・ドジャースの柳賢振は20日、カリフォルニア州ロサンゼルスの本拠ドジャーススタジアムで行われたマイアミ・マリーンズ戦に先発登板し7回1失点で今季11勝目を挙げた。防御率は1.78から1.76に下がり、メジャーリーグ全体1位の地位を固く守った。

柳賢振は同日、3四球と1死球の4四死球を与えた。今季最多四死球だ。審判の狭いストライクゾーンのせいにすることができたが、柳賢振は「試合序盤は思うように制球ができなかった。しかし、投球内容に比べて成績は満足できるくらい出たと思う」と笑顔で語った。0-1でリードされた6回裏に打線が2点を奪い、試合が2-1のドジャース勝利で終わり柳賢振は勝利投手になった。

柳賢振は先発投手の仕事を全うした。とくに7回表は、3者連続空振り三振を奪うなど7奪三振を記録した。全102球のうちストライクは61個だった。

これで柳賢振は、今季にドジャーススタ字ラムで10試合に登板し8勝無敗、防御率0.89を記録し、「ホーム無敗」記録を伸ばした。アウエー成績(9試合で3勝2敗、防御率2.92)も優れたものだが、本拠での成績はドジャースの歴代記録を伺うほどだ。

ドジャースの歴代投手のうち本拠で最も強かった選手は、レジェンド左腕のサンディー・コーファックスだ。コーファックス氏は1964年に本拠で15度登板し、12勝2敗、防御率0.85と飛びぬけた成績を挙げた。現役投手ではクレイトン・カーショーが2016年に10度登板し8勝1敗、防御率1.08を記録している。今のペースを維持できればコーファックス氏の大記録も不可能ではない。

目覚ましい前半戦(10勝2敗、防御率1.73)を送った柳賢振は、後半戦でも好調ぶりを保てば、シーズン終了後は大型契約を結ぶ可能性がさらに高まった、との見方も出ている。ドジャース専門のニュースサイト「ドジャーブルー」は20日、「柳賢振は、名実ともにチームのエースだ。ドジャースはもちろんのこと先発陣の補強を必要とするフィラデルフィア・フィリスなどが関心を示す可能性がある」と伝えた。ドジャーブルーは、具体的な契約期間や金額には触れなかったが、「最近大型契約を渋る自由契約選手(FA)市場の空気とは違い、柳賢振は今冬に大型契約を取り付けることも可能だろう」と予測した。昨季終了後にクオリファイングオファーを受け入れて年俸1790万ドル(約210億ウォン)で1年契約を結んだ柳賢振は、今季終了後に再びFA市場に出る。


李憲宰 uni@donga.com