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裁判所「ソウル市は昨年の公務員試験を再採点せよ」

裁判所「ソウル市は昨年の公務員試験を再採点せよ」

Posted December. 18, 2018 09:10,   

Updated December. 18, 2018 09:10

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昨年12月に行われたソウル市の公務員任用試験の韓国史科目の出題にミスがあり、再採点すべきだとする裁判所の判断が出た。判決が確定すれば、最終的な合格如何が変わることもある。

ソウル行政裁判所・行政7部(咸尙勳部長判事)は、「2017年度のソウル市の9級地方公務員の追加選抜」に受験したイム氏が、「不合格処分の取り消しを望む」とするソウル市の第1人事委員会を相手に起こした訴訟で、原告勝訴の判決を下したと、17日明らかにした。

イム氏は、この試験の韓国史科目の5番の問題に出題ミスがあると主張した。高句麗と関連した説明文を提示し、四つの選択肢から、高句麗の説明でないものを選ぶ問題だった。ソウル市は、「戦争に出る時に牛の蹄で占う牛蹄占で勝敗を予測した」が高句麗と関連のない説明であるため、該当選択肢の1番を正解として公開した。しかし、イム氏は、「一部の史料と第6次教育課程の高校国史国定教科書などには牛蹄占を高句麗の風俗として紹介している」と主張した。

裁判所は、「様々な史料などを見たとき、高句麗に牛蹄占の風習がないとは断定できず、出題者が問題に特定史料を明記する方法などで議論の余地を最小限に抑えることができなかった」と、イム氏の肩を持った。裁判所はまた、「この問題を正解なしと処理し、受験生たちの韓国史の点数を再計算すると、イム氏が合格する可能性は十分存在する」と明らかにした。


金允秀 ys@donga.com