Go to contents

「庶民の永遠の友」故魯会燦氏の告別式、炎天下も2000人余りが参列

「庶民の永遠の友」故魯会燦氏の告別式、炎天下も2000人余りが参列

Posted July. 28, 2018 09:34,   

Updated July. 28, 2018 09:34

한국어

「私の同志、愛する同志、永遠の同志!今、私がなぜ、なぜ。あなたに弔辞を捧げなければならないのか」

27日午前、国会で執り行われた魯会燦(ノ・フェチャン)正義党院内代表の告別式で、沈相汀(シム・サンジョン)議員は涙ながらに弔辞を読み上げた。沈氏が「漆黒のような闇の中で

数えきれないほど多くの煩悶の夜を明かしたあなたのことを考えると胸がつぶれそうだ」と言って涙を流すと、告別式の参列者からもすすり泣く声が聞こえた。沈氏は「あなたは仁川(インチョン)で、私は九老(クロ)工団で活動する労働活動家として知り合い、30年もの歳月を共にしてきた」とし、「『共に進歩政治を成し遂げよう』というその約束を必ず守る」と述べた。葬儀委員長の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長は、「あなたはここで止まったが、追い求めた価値と精神は堂々と前に進むだろう。私たち皆の記憶から消えないだろう」と述べた。魯氏とともに院内代表として働いた与党『共に民主党』の禹元植((ウ・ウォンシク)議員は何度も涙を拭った。同党の洪永杓(ホン・ヨンピョ)院内代表も沈痛な面持ちで頭を垂れた。

告別式の開始に先立ち、魯氏の霊柩車が国会に入ってくる時、一列に並んで故人を待っていた国会の清掃労働者たちが嗚咽する姿も見えた。彼らは、2016年に国会事務局が業務空間が足りないという理由で清掃労働者の休憩室をなくそうとした時、「もしうまくいかずに休憩室がなくなれば、正義党の事務所を一緒に使おう」と言った魯氏を思い出して悲しんだ。魯氏は12年、進歩正義党代表受諾演説でも、清掃労働者について、「毎日未明、地下鉄も動いていない時間に、6411番のバスに乗ってソウル九老区から江南(カンナム)のビルに出勤する彼らは、1ヵ月に85万ウォンを受け取る透明人間として生きている」と述べ、注目された。

30℃を越える暑さの中、2千人余りの参列者の多くは告別式が終るまで席を立たなかった。一部の市民は、告別式が終わった後も献花しようと30分以上列をつくって待った。与野党院内代表は同日午前の会議の前に魯氏を追悼する時間を持った。労働界出身の自由韓国党の金聖泰(キム・ソンテ)院内代表は、「労働者、庶民といつも労働現場で共にいた彼の温かい人間愛を永遠に記憶する」と述べた。民主平和党の張秉浣(チャン・ビョンワン)院内代表はナチ政権に抵抗したドイツの詩人、ブレヒトの詩、「生き残った者の悲しみ」を詠み、「鋭い言葉で国民にカタルシスを与えた機知に富んだ政治家だった」と魯氏を称えた。

正義党は同日発表された世論調査で、創党以来の最高の支持率を記録した。韓国ギャラップは24~26日、全国の有権者1002人を対象にアンケート調査を実施した結果、(信頼水準95%、標本誤差±3.1ポイント、詳細は中央選挙管理委員会ホームページ参照)正義党の支持率が11%と集計されたと明らかにした。正義党は23日から同日まで、全国の追悼者が7万2341人と明らかにした。


パク・ヒョモク記者 tree624@donga.com