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サンタ、24日の夜11時30分にソウルを通過

サンタ、24日の夜11時30分にソウルを通過

Posted December. 26, 2017 09:30,   

Updated December. 26, 2017 09:41

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普段なら、北朝鮮のミサイル発射動向を綿密に注視していたはずの北米対空防衛司令部(NORAD)がクリスマスを迎え、今年も「サンタ行跡追跡本部」にサプライズ変身した。

クリスマスイブの24日、米コロラド州コロラドスプリングスにあるNORAD本部は、「サンタが今どこにいるのか教えてほしい」と子供たちから殺到する電話に親切に応対するサンタ帽子をかぶった数百人のボランティアでにぎわったと、AP通信が同日伝えた。この頃かかってきた電話と殺到する電子メールは10万件にのぼる。

NORADの変身は、今年で63年目となる。NORADは、別途のウェブサイト(www.noradsanta.org)を通じて、3次元グラフィックスでサンタのそりが地球を回るライブ映像も提供した。地図上でサンタは24日(韓国時間)午後11時半ごろ、ソウルを通り過ぎ、25日午後3時頃には、米中部サウスダコタ州を通った。

NORADのイベントは、1955年にとある子供からかかってきた間違った電話がそのきっかけとなった。当時、とあるおもちゃ屋が、「サンタと電話ができる」とデパートのチラシに広告用電話番号を誤って記載したが、よりによってその番号がNORADの前身である大陸防空司令部(CONAD)のものだった。当時勤務中に「もしかしたらサンタさんですか?」という子供の電話を受けたハリー・シュフ大佐が、「ハッハー、今年一年もいい子だったかい?」と悪気のない嘘をついたのが、現在の「米国防総省最大の対民間広報事業」へとつながった。



韓基渽 record@donga.com