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スピードとショートトラックの太極戦士たちはクリスマスも滑り続ける

スピードとショートトラックの太極戦士たちはクリスマスも滑り続ける

Posted December. 23, 2017 12:29,   

Updated December. 23, 2017 12:29

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彼らの心の中にはホワイトクリスマスよりはゴールドクリスマスがあるかもしれない。

来年2月、平昌(ピョンチャン)冬季五輪で金メダルを目指すスケートとショートトラックの韓国代表選手たちは、クリスマスにも、頭にあるのは「ゴールド」だけだ。五輪まで40日あまりを残している選手たちにとっては、緊張感と集中力を緩めてはならない大事な時期だ。泰陵(テルン)選手村で練習に励んでいるスピードスケート代表チームと鎮川(チンチョン)選手村で練習しているショートトラック代表チームは、クリスマスイブの24日だけ休んでは、またスケートシューズを履く。

ワールドカップ(W杯)第3、4戦の女子500メートルで36秒台をマークし全盛期の感覚を取り戻した「氷速女帝」李相花(イ・サンファ=28、スポーツトト)は12日に帰国し、すぐ泰陵選手村で五輪3連覇を目指して最終調整に突入した。李相花の母、キム・インスンさんは、「娘が母にも会えずにスケートを滑りに行っちゃったけど、楽しんでいるようだったので心強く思うし、安心した」と話した。李相花は24日、合間を縫って実家に帰って家族と愛犬のレトリバー種の「ピカ」と再会した。

W杯第1戦と第4戦の男子マススタートで金メダルを獲得した李承勲(イ・スンフン=29、大韓空港)も静かにクリスマスを過ごしながら調整を整える。李承勲は今年2月に江陵で開催される種目別の世界選手権男子チームパシュートのレース途中に転倒して足を負傷した。当時、スケートブレードに切れた傷口がまだ治っていない。李承勲は、「コンディションがいくら良くても興奮しちゃ駄目だということを、この傷跡が教えてくれた。むしろ薬になっている」と話した。金髪を靡かせながら滑る女子マススタート最強者のキム・ボルム(23=江陵道庁)は、クリスマス連休にW杯第1戦で負傷した腰の治療と、そのために低下した体力の強化に励む。

2014年ソチ五輪の女子ショートトラック2冠に輝く沈錫希(シム・ソッキ=20、韓国体育大学)も、意味ある腕輪を見ながらメダルへのモチベーションを高めている。沈錫希は、最近「ナヌムの家」で生活している元慰安婦ハルモニたちを後援するために制作された「希望の蝶々腕輪」をプレゼントでもらい、右腕につけている。沈錫希は、「小さな気持ちが集まって大きな希望になることを願う」と言い、五輪への覚悟を語った。クリスマス連休にも、格別なプレゼントとともに滑り続ける予定だ。



兪載泳 elegant@donga.com