
ロサンゼルスタイムズは20日付で、先月反政府デモで平和デモを呼びかけた末に拘禁されたバイオリニスト「ウイル・アルテアガ」が、15日釈放されたとし、アルテアガを釈放するための交渉にドゥダメルが関与したと報じた。アルテアガは、暴力が飛び交うデモ現場で、機動隊とデモ隊の双方に非暴力を要求し、バイオリンを演奏して「平和のバイオリニスト」として名を知らせた。同紙は、ドゥダメルは釈放交渉と関連して言及を避けたと伝えた。
マドゥロ大統領は、アルテアガ釈放から3日後である18日、テレビに出演して、ドゥダメルを公に非難した。「神があなた(ドゥダメル)を許してほしい」と祖国が混乱に陥っている間、ドゥダメルはロサンゼルスなどの国外で過ごしたと批判した。続いて、「政治の世界に来たことを歓迎する。しかし、幼い少年少女たちの美しい動きの設計者たちを攻撃する自己欺瞞に陥らないように、倫理意識を持って行動しなければならない」と語った。これはドゥダメルが、ベネズエラ社会主義政権の無償音楽教育プログラム「エル・システマ」の最大恩恵者であることを念頭に置いての言葉だ。
ドゥダメルは、5月の反政府デモに参加したエル・システマの団員が銃に撃たれて死亡したことを機に、マドゥロ政権を批判し始めた。ドゥダメルは当時、フェイスブックを通じて、「(ベネズエラの)大統領と政府が誤りを正し、民衆の声を聞くことを要求する。『これ以上はだめだ(Enought is enough)』という国民の声を聞く時間だ」と批判した。
マドゥロ政権を支持したが、気持ちが変わったのはドゥダメルだけではない。ルイサ・オルテガ元検事総長も政権の熱烈な支持者だったが、マドゥロ大統領の独裁行動のために批判論者に転じた。5日、ベネズエラ制憲議会の全会一致の決定により解任された彼は、現役国会議員である夫「ヘルマン・フェレル」と共に18日、コロンビアに避難した。
ウィ・ウンジ記者 wizi@donga.com






