日本人が中国で、スパイ疑惑で逮捕される事態が相次いで発生し、日本外務省がホームページを通じて、「中国を訪問する場合、無許可での写真撮影、測量、地質調査などを慎むよう」在留邦人に呼びかけた。2015年以降、中国でスパイ行為に関与した疑いで逮捕された日本人は12人にのぼる。
14日、外務省と日本経済新聞によると、外務省は先月、海外安全ホームページの内容をアップデートし、中国でスパイ罪に追い込まれないための行動ガイドラインを提示した。
まず、港、基地など軍事施設だけでなく中朝国境地域の施設や橋などを撮影する場合、問題になる恐れがある。市民団体や少数民族のデモを撮影して当局に摘発され、撮影データを削除させられたケースもある。同紙は、「外で見ただけでは軍事施設とわからない施設もあり、軍民共用の港や空港もあるので、観光地以外は撮影に気をつけた方が良い」と助言した。
無許可で測量や地質調査をする場合、「国家の安全に危害を与える」という理由で逮捕される恐れもある。生態調査や考古学調査なども然り。外務省は、「『国家の安全に危害を与える』とされる行為は必ずしも明確でなく、様々な行為が取締りの対象とされる可能性がある」と説明した。
実際に3月に逮捕された4人は、千葉県の地質調査会社の社員で、中国企業の依頼を受けて温泉開発の地質調査をして捕まった。同社は約10年前から中国で地質調査をしており、逮捕された彼らも何度も中国調査の経験がある。会社側は「普段と変わりなく仕事をした。困惑している」と語った。
中国では2014年に反スパイ法が制定された後、外国人をスパイ容疑で逮捕するケースが増えている。北京当局も今年4月からスパイ関連情報を通報すると奨励金を出す制度を施行している。
逮捕された民間人は、元脱北者の50代の男性から、日中交流行事のために現地を訪れた日中友好団体の理事長、帰化した中国人で、経営する日本語学校の学生募集のために中国を訪れた50代女性など様々だ。そのうち4人は現在、裁判が行われている。
一部は2年以上拘束されているが、日本政府は領事面会など基本的な対応以外になす術がない。菅義偉官房長官が、「日本政府はいかなる国に対してもスパイ活動をしない」とし、政府との関連性を否定した。
さらに今年は日中戦争の発端となった盧溝橋事件と南京大虐殺(12月13日)80周年の年なので、外務省は中国に滞在する日本人の安全に神経を尖らせている。
張源宰 peacechaos@donga.com






