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仏大統領選にも手を伸ばすプーチン大統領

Posted November. 25, 2016 08:22,   

Updated November. 25, 2016 08:24

ロシアのプーチン大統領が、米国の大統領選に続きフランス大統領選でも主要変数に浮上した。

プーチン大統領は23日、フランス共和党の予備選(第1回投票)で驚きの1位を占めたフランソワ・フィヨン元首相を「強くて一貫性のある主張を展開し、難しい交渉相手だ。しかし、プロであるうえ品格のある人だ」と絶賛した。二人は2008~2012年に首相を歴任し、共にジョギングをするほど親しくなったという。フィヨン氏は今回の党内予備選で他の共和党候補とは違って親ロシアを明言している。ウクライナ強制編入後に始まった対ロシア制裁を解き、シリア内戦でもシリア政府軍を支援するロシアと共同して「イスラム国」(IS)撃退作戦を実施すると主張する。

プーチン大統領のフィヨン氏への支援射撃は27日の決選投票を控えた共和党の予備選最後の討論で議論になった。第1回投票で2位だったアラン・ジュペ元首相は、「フィヨン氏が、プーチン大統領と大変親しく見える。プーチン大統領とシリア政府が主導するシリアのアレッポ空襲は犯罪だ」と批判した。

米大統領選と比較すると、プーチン大統領との関係改善を主張するフィヨン氏はドナルド・トランプ氏、プーチン大統領に対抗するジュペ氏はヒラリー・クリントン氏を連想させる。

英紙フィナンシャル・タイムズは、「ロシアに対する敵がい心が広まっているフランスで、プーチン大統領の支援はフィヨン氏には悪材になり得る」と分析した。フィヨン氏は、「ロシアは危険な国家の一つ」と距離を置くことにした。

27日、フィヨン氏が共和党候補になれば、プーチン大統領としてはさらなる花見劫を手に入れることになる。すでに決選進出が有力な極右の国民戦線(FN)のル・ペン代表は、「当選後、トランプ、プーチン大統領と三角編隊をつくる」と公言した。フィヨン氏とル・ペン氏のうち誰が大統領になろうと、これまでロシアを追い詰めてきたドイツ-英国-フランスの三角編隊が壊れる可能性がある。フランスがロシア側に向けば、ロシアに友好的なイタリアとともに共同戦線を展開することができる。

ドイツはフィヨン氏の親ロシアの動きに不快感を示している。ドイツのメディアは、フィヨンが選挙キャンペーンのパンフレットに東ドイツと西ドイツが分断された26年前の地図を載せたことを問題視し、「プーチン大統領が見れば大変喜ぶかも」と皮肉った。



董正民 ditto@donga.com