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孫興民マジック、監督もアンリも絶賛

Posted September. 20, 2016 07:34,   

Updated September. 20, 2016 07:43

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「ソン・フンミン(孫興民)のおかげで幸せだ。彼がファンタ―スティックなパフォーマンスを見せてくれることを待ってきた」

トッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督は19日、英国ロンドンで行われたサンダーランドとのイングランド・プレミアリーグ(EPL)リーグ戦で1-0で勝利した後、孫興民(24)の活躍を絶賛した。

この日、左サイドでフル出場した孫興民は、得点こそなかったが鋭いクロスとパスでチームの攻撃をけん引した。元フランス代表FWのティエリ・アンリは英国のスカイスポーツに「孫興民の鋭いクロスが同僚の足に当たってさえいたら、ゴールになっただろう。孫興民は自分の価値を証明した」と評価した。欧州のサッカー統計専門サイト「フースコアードドットコム」は、孫興民にトッテナム選手の中で最も高い採点である8.3を与えた。決勝ゴールを決めたハリー・ケイン(8.1)より高い採点だった。

これまでなかなか先発出場チャンスを掴めず気苦労が多かった孫興民は、2得点を挙げたストークシティ戦(11日)を含め、先発で出場したリーグ戦2試合で大活躍し監督の信頼をつかむようになった。ポチェッティーノ監督は、英紙デイリーメールとのインタビューで、「リオデジャネイロ五輪が終わった後、孫興民はドイツのクラブに行きたいとしていた。だが、移籍は選手個人の気持ちだけで実現するものではなく、球団の決定も重要だ」と話した。その上で、「孫興民が助けを求めたので面談もした。トッテナムに残ることになった孫興民は競争を勝ち抜くために戦っている」と加えた。

孫興民が定位置を確実に掴むためには、ぶれないプレーができるかがカギとなる。15日に行われたUEFA(欧州サッカー連盟)チャンピオンズリーグ・ASモナコ(フランス)戦(1―2敗戦)にはスタメンで出場したが、目立つ活躍ができないまま後半開始とどもに交代された。孫興民は、「ASモナコ戦で相当がっかりしたので、サンダーランド戦ではもっと良いプレーをしたかった」と話した。

一方、スウォンジー・シティの奇誠庸(キ・ソンヨン=27、写真)は交代を指示した監督に不満を示し、議論を呼んだ。英国のBBC放送によると、18日のサウサンプトン戦に出場した奇誠庸は後半21分に交代されピッチを出る際、フランチェスコ・グイドリン監督との握手を拒否した。チームが失点から2分後に交代された奇誠庸は、グラウンドを後にしながら暗い表情をした。グイドリン監督は、「奇誠庸の態度は良い姿ではない」と不快感を示した。

2014~2015シーズンのリーグ戦で8得点を挙げてレギュラーとして活躍した奇誠庸だが、今年1月にグイドリン監督が就任してからは、出場機会が大きく減った。このため、握手拒否が定位置争いをしている奇誠庸のチーム内の地位に悪影響を与えかねない、と懸念する声も上がっている。



정윤철기자 チョン・ユンチョル記者 trigger@donga.com