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米創造科学宣教会のイ・ジェマン宣教師「グランドキャニオンはノアの洪水の時にできた」

米創造科学宣教会のイ・ジェマン宣教師「グランドキャニオンはノアの洪水の時にできた」

Posted August. 11, 2016 06:58,   

Updated August. 11, 2016 07:08

「皆さんは今、ノアの洪水の現場を見ています」

先月31日(現地時間)、米アリゾナ州のグランドキャニオン国立公園(サウス・リム)。広大な大峡谷が眼前に広がる中、米創造科学宣教会のイ・ジェマン宣教師が、展望台でホワイトボードを使って創造科学の講演を始めた。聴衆は韓国から来た日刊紙やプロテスタント系メディアの記者たち。地質学を専攻したイ宣教師は、始終一貫して「グランドキャニオンはノアの洪水で発生した底濁流の結果」と主張した。彼の論理は大きく2段階に分かれる。まず、大洪水で地球が水に浸かり、その後隆起したコロラド高原に巨大な湖ができたということだ。しかし、膨大な水量に耐えられず湖の堤防が崩壊してできた強力な底濁流が大峡谷(グランドキャニオン)を作ったというのだ。

これは地質学界の主流の学説とは異なる。地質学界は、峡谷の生成原因を底濁流ではなくコロラド川による長年の浸食作用と説明する。7000万年前に海岸地層が隆起してコロラド高原が形成され、ロッキー山脈から流れるコロラド川が長い歳月の間、巨大な堆積地層を削って峡谷を作ったという説だ。この時、各地層を構成する岩石の浸食の度合いが異なり、階段のような峡谷ができたという説明だ。

これに対してイ宣教師は、「グランドキャニオンに多く堆積している海の生物の化石は一時に膨大な量の底濁流が襲ったことを証明する」とし、「川の水の浸食作用だけでこれほどの規模の大峡谷を作ることは不可能だ」と主張した。

進化論を地球と生命の起源とする絶対原則と見なすことは問題であるという点はプロテスタントと創造科学界の共通した主張だ。例えば、人間と類人猿の共通先祖がいたという進化論を裏付ける中間段階の化石が発見されていないということなどがそれに当たる。

講演では、創造科学の新しい解釈に興味を示す一方、「聖書に対する文字主義的解釈は危険だ」という反応が多かった。旧約聖書の創世記のすべての文章を科学的な事実と解釈する過程で恣意的に事実を歪曲する可能性があるということだ。実際、創造科学界の内部でも、地球の年齢が若いのか古いのか(若い地球説vs古い地球説)、あるいはノアの洪水のような大激変が1度だったのか数回だったのか(単一激変説vs多重激変説)などをめぐって意見の対立がある。それだけ聖書の内容に対する解釈が人によって異なるということだ。



애리조나=김상운 アリゾナ=キム・サンウン記者 기자sukim@donga.com