Go to contents

老朽ディーゼル車45万台、来年からソウル全域で運行規制

老朽ディーゼル車45万台、来年からソウル全域で運行規制

Posted July. 16, 2016 07:26,   

Updated July. 16, 2016 07:34

한국어
来年から、ソウル全域で老朽化したディーゼル車の運行が規制される。仁川市(インチョンシ)全域や京畿道(キョンギド)内のソウル隣接地域は2018年、京畿道郊外地域は2020年から禁止となる。約45万台がその対象となる。

環境部の関係者は15日、「老朽化したディーゼル車の運行規制地域(LEZ)を拡大することに、ソウルと仁川市、京畿道の3つの地方自治体が合意した」としたうえで、このように明らかにした。環境部やこれらの自治体は先月末、粒子状物質の低減対策の一つとして、LEZ拡大に原則的に合意後、具体的な運営時期や地域など、細部案について調整してきた。

ソウルは現在、南山(ナムサン)公園やオリンピック通り、江邊北路(カンビョンブクロ)、西部幹線道路だけで、老朽化したディーゼル車の運行を規制している。ソウルに続いて仁川や京畿道の28市のうち、ソウルと隣接した17市は2018年、ソウルと離れた京畿道外郭の11市は2020年から実施する。

LEZの適用対象は、首都圏では2005年前に登録された2.5トン以上の老朽化したディーゼル車(バスを含む)だ。全国にあるディーゼル車約300万台のうち、首都圏に登録されたディーゼル車は約100万台。このうち、2.5トン未満のディーゼル車(約40万台)やばい煙低減装置を搭載したディーゼル車(約10万台)などを除いた約45万台がLEZ拡大の影響を受ける。

これらの車両は、ソウル進入道路のいたるところに設置された監視カメラ(CCTV)によって、ナンバープレートが認識される。車のオーナーがばい煙低減装置無しに進入すれば、罰金(20万ウォン)を払わされる。環境部は、「ばい煙低減装置を搭載した車両は運行が可能だ」と明らかにした。装置搭載費用は300万ウォン前後であり、政府が45%、自治体が45%、車両の持主が10%を負担する。低所得層所有の老朽化したディーゼル車は、費用を全額支援することにした。ばい煙低減装置の搭載費用(9000億ウォン余りと試算)のうち、45%を負担しなければならない自治体の財政負担が問題となっている。

ただ、ソウルや仁川市と違って、市郡条例に従わなければならない京畿道は現在、運行規制対象28市がばい煙低減装置の関連内容を条例に盛り込んでこそ、道全域で老朽化したディーゼル車の運行を規制することができる。これを受け、政府は京畿道の運行規制権限を現行の市郡条例ではなく、同条例に従わせるため、首都圏大気環境改善に関する特別法の改正を推進している。



김윤종기자 zozo@donga.com · 노지현기자 キム・ユンジョン記者 ノ・ジヒョン記者 isityou@donga.com