
バチカンによると、シリア難民の3家族12人は皆ムスリムで、欧州連合(EU)とトルコが難民送還の協定を結ぶ前に難民キャンプに到着した。シリア難民のヌル・エサさん(30・女)は、「悪天候の中、レスボスへ向かう船に乗った。追放されずイタリアに来ることができた」と喜んだ。彼らは、ローマに留まり、カトリック慈善団体の支援を受けることになると、バチカンは明らかにした。
これに先立ち、法王は16日、東方正教会のコンスタンティノープル総主教バルソロメオス1世とギリシャ正教会のアテネ大主教イエロニモス2世と共に、レスボス島の難民キャンプを訪れた。法王は、「あなたたちは孤独ではない。決して希望を失ってはならない」と励ました。難民たちは法王を見て涙を流し、一部は足にひざまずいて「自由」を叫び、法王に助けを請うた。難民と昼食を共にした法王は、海を渡って命を失った難民のために海に花を投げ、犠牲者を哀悼した。
法王は、バチカンに戻る飛行機の中で難民の子供たちがプレゼントした2枚の絵を記者団に見せた。1枚は子供が海におぼれて死ぬ絵で、もう1枚は海におぼれた難民を見て太陽が泣いている絵だった。法王は「子供たちの心の中にこのような場面がある。太陽が泣くのなら、私たちも(難民のために)涙を流すことができる」と話した。
一方、米大統領選で民主党の候補者指名を争うバーニー・サンダース上院議員は同日、バチカンを訪問し、法王と5分間、面会した。サンダース氏は面会の後、AP通信のインタビューで、「貪欲でなく道徳に基づいた経済の必要性について法王と話し合った」とし、「妻とともに法王との時間を持てたことは大きな光栄だった」と話した。
サンダース氏は、19日に予備選を行うニューヨーク州をはじめ、ペンシルバニア、カリフォルニア州など多くの代議員数がかかった地域にカトリックとヒスパニック系の有権者が多く、法王との面会が得票に役立つと期待している。9日のニューヨーク・マンハッタンでの遊説でも、「法王は世界の不平等を力説してきた。私は彼の絶大なファンだ」と言うなど、「法王マーケティング」を展開した。
파리=전승훈특파원 パリ=チョン・スンフン特派員 raphy@donga.com






