Go to contents

メッツが15年ぶりのWS進出、マーフィが連続試合本塁打記録を更新

メッツが15年ぶりのWS進出、マーフィが連続試合本塁打記録を更新

Posted October. 23, 2015 07:14,   

한국어

プロ野球のポストシーズンには「次」がない。レギュラーシーズンで好成績を出していても、ポストシーズンで振るわないとおしまいだ。レギュラーシーズンの成績とは関係のない短期決戦を行うのがポストシーズンだ。レギュラーシーズンの成績が物と言うステージではないからだ。同時に行われている韓国プロ野球のNC対斗山(トゥサン)のプレーオフと、米国メジャーリーグのニューヨーク・メッツ対シカゴカブスのリーグ優勝決定戦も例外ではない。

●予想外の大活躍選手とは

今季メジャーリーグ・ポストシーズンの最高のスターは、ニューヨーク・メッツのダニエル・マーフィー内野手だ。21日(現地時間)、シカゴカブスの本拠地球場リグレー・フィールドで行われたナショナルリーグ優勝決定戦第4戦で、マーフィーは6試合連続本塁打を放った。2004年にカルロス・ベルトラン(ヒューストン)が打ち立てたポストシーズン最多となる連続試合本塁打記録を1試合伸ばした大記録だ。今季ポストシーズンで7本塁打を放っているマーフィーは、ワールドシリーズにおける連続試合本塁打記録にも挑戦する。

興味深いのは、マーフィー内野手は、そもそも本塁打打者ではないということだ。今季レギュラーシーズンでマーフィーが記録した本塁打数は14本に過ぎない。だが、ファンたちは「マーフィー」と言われると本塁打を思い浮かべるだろう。ポストシーズンでの一発が持つパワーは、それほど大きい。予想外の活躍をしているマーフィーのことを「70年ぶりに生まれ変わった山羊」と呼ぶジョークがあるほどだ。1945年に山羊を連れて同球場に入場しようとして拒否されたカブスの熱狂的なファン、ビリー・シアニス氏が「リグレー・フィールドでは二度とワールドシリーズが行われないだろう」という呪いの言葉を吐いたが、当時の山羊の名前が「マーフィー」だったからだ。

韓国プロ野球のプレーオフでも、最多本塁打を放っているのは、両チームの4番、金賢洙(キム・ヒョンス=斗山)やテイムズ(NC)ではなかった。今季レギュラーシーズンで12本塁打を記録した斗山のミン・ビョンホンだ。斗山のキム・テヒョン監督は、「3番には誰を入れてもヒットが出なかったので、逆に悩むこともなかった」と言って、ミン・ビョンホンを3番に起用した。成り行きで3番に入れられたミン・ビョンホンは、第1戦で2本塁打を放ちチームの攻撃を主導した。第3戦で本塁打を放ったNCのチェ・ジェウォンも、今季レギュラーシーズンでの本塁打は2本だけだった。同じチームのノ・ジンヒョクは第3戦で放った本塁打が、今季通算初の本塁打だった。



bom@donga.com