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スマホケースにまで力を入れる三星、そのわけとは?

スマホケースにまで力を入れる三星、そのわけとは?

Posted September. 14, 2015 07:12,   

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最近スマートフォン市場では三星(サムスン)電子の「クリアビューカバー」(写真)が話題となっている。5万5000ウォンという決して安くない価格にも拘わらず、「ギャラクシーノート5」を購入する人なら、だれもが一度ぐらいは購入を悩むといわれているスマートフォンケースだ。

今年4月にクリアビューカバーシリーズを披露した三星電子は、ギャラクシーノート5の発売に合わせて、指紋やスクラッチ問題を改善した新製品を売り出した。三星電子・モバイル事業部のソン・ジョンウン・マーケティング次長は、「端末を十分保護しながら、同時に最大限露出させるケースはないかという考えをもって企画した製品だ」と説明した。

三星電子にとって、この製品は単なるスマートフォンケースというより、端末を保護する「機能性アプセサリー(アプリケーション+アクセサリー)」に近い。ケースの前面と背面の下段には、それぞれ磁石と正品であることを認識する認証チップが入っており、ケースカバーを閉じた状態でも電話がかかってきたら、前面が半透明に変わって、電話受信が可能になる。電話のほか、時刻やアラム、バッテリーの残量情報、音楽機能なども活用できる。ギャラクシーノート5のみと連動されるよう、ソフトウェアがコーティングされているので、中国製「偽物」の開発も不可能だ。

三星電子は、クリアビューカバーのように、社内で製品企画段階から一緒に作る製品のほか、外部の複数のデザインメーカーと一緒に開発するアプセサリーも出している。

三星電子と手を組んでアプセサリーを製作する国内外メーカーは、年明けから20数社が増え、計30社に上っている。現在発売されているケースとパワー(バッテリー)、オーディオ製品群のほか、スマートフォンと連動して使うことのできるより多様なモノのインターネット(IoT)製品群を出すのが目標だ。

三星電子モバイル事業部のチェ・ジョンワン・マーケティング次長は、「スマートフォンに差し込んで、ギターのアンプ代わりに使うことのできる製品から、鍵無しにスマートフォンで開け閉めする『スマートフォン施錠」まで、全て端末の販売を増やせる新成長エンジンだ」と説明した。



jhk85@donga.com