
あらゆる角度から出る強力な「ロシアンフック」で相手を無慈悲に叩き潰した格闘技の皇帝がリングに帰ってくる。ロシアの総合格闘技ニュースサイトの「ユニオンMMA」は15日、エミリヤーエンコ・ヒョードル(39=ロシア・写真)が引退を覆してリング復帰を決心したと報じた。2012年9月に引退試合を最後にリングを去ってから3年ぶりだ。
ヒョードルは「今リングに戻らなければならないことに気付いた。今すぐ戦える体の状態ではないが、最近コーチとパートナを集めてトレーニングを始めた」と話した。39戦34勝4敗1分けを記録したヒョードルは、2001年から2009年まで無敗行進を続け、世界最高の格闘家として君臨した。
2003年、日本プライドFCのヘビー級チャンピオンになり、「60億分の1の男」という異名がついた。当時、ヘビー級の世界最強、アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラ(ブラジル)、ミルコ・クロコップ(クロアチア)、マーク・ハント(ニュージーランド)などを制圧した。しかし、2010〜2011年、ファブリシオ・ヴェウドゥム(ブラジル)、アントニオ・シウバ(ブラジル)、ダンヘンダーソン(米国)にまさかの3連敗を喫し、下り坂に入った。
ヒョードルはUFCに次ぐ米国の総合格闘技団体ベラトールで復帰すると見られる。UFC解説委員のキム・デファン氏は、「今現在のヘビー級のトップクラス選手たちはヒョードルが全盛期に対戦した相手とは体格や技術面で大きくグレードアップされているので、ヒョードルと彼らとの対決の容易ではないと思う」と話した。その上で「ボクシングや格闘技で、現役に復帰したレジェンドたちは、良い結果を出せていない」と言った。






