
第70回全米女子オープンで優勝して14日に帰国した田仁智(チョン・インジ=21・ハイト真露)は、帰国の飛行機の中でくしゃみをしていたかもしれない。今回の優勝でゴルフファンだけでない人々の間でも田仁智の名前が話題に上ったからだ。田仁智のインターネット上のファンカフェである「フライング・ダンボ」の会員数は、1日で200人が増え4000人に迫っている。田仁智は2013年6月にファンカフェが開設されて以降、約2年ぶりに韓国のゴルフ選手では最多会員ファンを保有するゴルフスターになった。
田仁智の人気の要因は、優れた実力とともに端正な顔立ち、謙遜で礼儀正しいマナーなどが挙げられる。子ども時から「数学英才」だった上、現在大学(高麗大学国際スポーツ学部)に通っている優等生イメージがプラス効果を生み出した。
グリム整形外科のキム・ヒョンジュン院長は、「田仁智の顔は、今頃の若い人たちが好む、小顔で目鼻立ちがはっきりしているタイプとは違う個性がある。韓国的な美が感じられる伝統的なスタイルと、アスリートらしい強靭さの中に優しい笑顔を持っている」と分析した。
ファンとの交流も好評だ。ファンカフェに、自身の率直な気持ちを書き込んだり、大会があると、応援に駆けつけたファンたちと一緒に食事をすることもある。今大会を控えては、ケガをした左足首の状態を詳しく伝えては、「(テレビの大会中継を見ていると)明け方に眠れなくなるので大変だから、時間があれば(中継映像の)再放送を見ながら応援してね」とメッセージを残した。人への気遣いぶりが伺える。
ある国家代表監督は、「ゴルフ場でキャディとクラブを受け渡しする時、両手で渡したり、成績が出ないときでも、ファンたちに丁寧にサインや写真撮影に応じる姿には新鮮ささえ覚えた」と話した。
人気急上昇中の田仁智は、旅の疲れを取る暇もなく、16日に仁川(インチョン)スカイ72GCのハヌルコースで開幕する韓国女子プロゴルフ(KLPGA)BMW選手権に出場する。賞金総額12億ウォンがかかった同大会には、シーズン3勝と最多優勝回数で首位に並んでいる田仁智、イ・ジョンミン(BCカード)、コ・ジンヨン(ネップス)が出揃い、賞金3億ウォンをかけて優勝を争う。イ・ジョンミン、コ・ジンヨンと初日に同じ組に入っている田仁智は、ギャラリーを引き連れて回ると見られる。
来週は、田仁智のスポンサーが主催するメジャー戦、ハイト真露選手権が開幕する。田仁智が優勝すれば、史上初めて一つのシーズンに韓米日の3大メジャータイトル制覇という記録を打ち立てることになる。どっちに転ぼうが、田仁智フィバーはしばらく続きそうだ。
kjs0123@donga.com






