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米ドル紙幣に女性の肖像画、124年ぶり

Posted June. 20, 2015 06:57,   

124年ぶりに初めて米国の紙幣に女性の肖像画が使われる。米財務省は17日、女性の参政権が認めた修正憲法19条施行100周年になる2020年から10ドル札に女性の肖像画を使用すると発表した。

米紙幣に女性の肖像画が使われるのは、1891年から1896年まで使われた1ドルの銀兌換(だかん=silver certificate)券に採用された初代大統領夫人マーサ・ワシントン以来。これに先立ち、1865年から1869年に発行された20ドル札にはインディアン酋長の娘として知られるポカホンタスの肖像画が使用された。

124年ぶりに米紙幣に使われる栄誉の肖像画の主人公は、広く世論の声を集めた上で決まる。財務省は10ドル札の主役になる女性について、別途のウェブサイトを開設する方針だ。また、ソーシャルメディアからも提案を募る。財務省は「米国の包容的な民主主義を代弁する人物が選定されるだろう」とコメントした。

現在、10ドル札には初代財務長官のアレキサンダー・ハミルトンの肖像画が使われている。ハミルトンは1929年、7代大統領アンドリュー・ジャクソンに代わって10ドル札に使われた。ジャクソン大の肖像画は、その後、20ドルに使われた。



pen@donga.com