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[社説]教育部は教室が崩壊してから正気に戻るつもりか

[社説]教育部は教室が崩壊してから正気に戻るつもりか

Posted March. 10, 2015 07:13,   

教育部が昨年、全国の教育施設のうち築40年が過ぎた老朽化した建物747件について精密点検した結果、D等級の建物35件が追加で確認された。D等級は、災害発生のリスクの高い建物に分類される。2012年から2013年にかけて、全国の小中高校の校舎を対象に調査した際は安全だと評価された古い建物を、昨年の旅客船セウォル号沈没事故を機に、再び点検した結果、一部の建物がD等級に下がった。これまで、教育部主管で学校関係者や公務員たちが手がけてきた点検方式がどれほどずさんだったかが分かる。

学校現場の老朽化した施設の改善が遅れているのは、予算不足のためだ。教育施設がD・E等級以下の災害危険施設に確定されれば、教育部は特別交付金を支給して改修や補修を支援している。これと共に、各市道教育庁もコスト全体の50%を負担しなければならない。しかし、無償給食などの福祉対策に多くの予算が投入され、財政難に見舞われている複数の市道教育庁は、施設改善のための予算確保が容易でないのが現状だ。韓国は、カリキュラムや施設などの教育質の向上のために投入される金より、給食などの枝葉的サービスの財政が占める割合のほうが、経済協力開発機構(OECD)メンバー国の中でも最も高いレベルだ。

教育部は、「まもなく行われる最終的精密安全診断で、該当建物のD等級に確定されれば、予算を投入してできるだけ早く改修補修する計画だ」と明らかにしたが、該当施設がどこなのか、具体的には公開しなかった。春の雪解け時期を迎え、ひょっとして、うちの子が通っている学校の教室に事故でも起こるのではないかと、保護者たちの不安が膨らんでいる。

全国小中高校のうち、築40年以上の施設物は4700件余りに上る。ベビーブームで児童生徒数が急激に膨らんだ1960、70年代に建築された校舎の老朽化が深刻だ。当時は、手抜き工事が少なくない時代だった。朴槿恵(パク・クンへ)大統領は昨年、「国の基本責務である国民の安全から、先に確実に守らせていきたい」と誓った。子供たちが安心して学校に通うのは、国民安全の第一歩だ。