2010年、北朝鮮の延坪島(ヨンピョンド)砲撃を現場で指揮したユン・ヨンシク元人民軍4軍団砲兵旅団長(大佐)が、総参謀部砲兵局長に任命されたことが、7日確認された。
北朝鮮の労働新聞は同日付で、金正恩(キム・ジョンウン)労働党第1書記の軍前線軍団第1梯隊砲兵師団の直属区分隊非反衝砲(対戦車兵器)の射撃大会への参観を報じながら、ユン・ヨンシクを、「総参謀部砲兵局長」と呼んだ。
これに先立って、延坪島砲撃当時は韓国の大佐級だったユン・ヨンシクは、昨年4月、金正恩の放射砲射撃の現地指導で、初めて中将(星2つ)に昇進したことが確認された。しかし、「砲兵局長」という肩書きが確認されたのは、この日が初めてだ。ユン・ヨンシクが、金正恩政権後、延坪島砲撃の功労を認められ、昇進を続け、北朝鮮の砲関連戦術を総括しているものと見られる。
今回の射撃大会への参観は、金正恩の新年初の軍関連公開活動だ。昨年12月、女軍放射砲部隊の砲射撃訓練に初めて姿を現した金與正(キム・ヨジョン)は、この日も、遂行リストに名を載せ、重要実力者としての存在感を固めていることを示した。






