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与野党、「ヌリ課程予算の迂回支援」に暫定合意

与野党、「ヌリ課程予算の迂回支援」に暫定合意

Posted November. 25, 2014 04:18,   

与党セヌリ党の金在原(キム・ジェウォン)と最大野党新政治民主連合の安圭佰(アン・ギュベク)院内首席副代表が24日に会談し、新年予算案の詰めの焦点となっている「ヌリ過程」(3〜5歳の無償保育)予算編成問題について、大きな接点を見出した。ヌリ過程予算の増加分を、国庫で支援せず、その代わり別の項目の支援額を上方修正するという迂回的対策だ。

金院内首席は同日、この方向性について急きょ提案した。ヌリ過程予算の増加分を国庫から支援すれば、法規定に反するため市道教育庁の別項目の予算支援を増やし、その増えた予算で市道教育庁にヌリ過程の予算に編成させるという。

これについて、安院内首席は原則同意した。ただ氏は、「5600億ウォンと試算される来年度の予算増加分は、教育部や企画財政部、市道教育庁の統計ごとに全て違う」とした上で、再交渉を提案した。与野党は25日、両党の院内代表の週例面会や院内首席副代表間の面会を通じて、このような細部項目を巡り、再交渉することにした。

しかし、法人税引き上げ問題など、ほかの争点については、異見の隔たりは縮まらなかった。新政治連合は同日、法人税引き上げカードを取り出したが、セヌリ党は一線を画した。安院内首席は、「法人税正常化、現在17%の最低限税率の1ポイント引き上げ、非課税減免撤回の3つのうちのどれか一つでも議論すべきだ」と主張したが、金院内首席は、「私の権限ではない」と議論を拒否したという。新政治連合の関係者は、「法人税を巡る議論の状況にもとづいて、予算案の処理時期も決まるだろう」と話した。