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中国メディアが「質素な習近平」を強調

Posted November. 07, 2014 04:47,   

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中国のメディアが、「習近平英雄づくり」に乗り出した。胡錦濤前主席の時は主に発言と政策を紹介したが、習主席には、人間的な面と卓越したリーダーシップを印象づけることに力を入れている。

福建省の機関紙「福建日報」は、習主席が1日から2日間、現地を訪れたことを機に、3日連続して1面全体を割いて習主席関連記事を掲載した。習主席は17年間福建省で勤め、「走基層(基層の民衆に寄り添う)」を実践したという内容が大半だ。5日には、共産主義青年団の機関紙「中国青年報」が、河北日報などこれまで習主席関連のエピソードを掲載した別のメディアの記事まですべてまとめて、10のストーリーに編集して紹介した。

同紙によると、習主席は福建省廈門市の副市長(1985〜1988年)だった1987年、有名歌手だった彭麗媛夫人と結婚した時、ホテルでひとテーブルだけ予約して披露宴を行った。披露宴が終わって2人の知人と習主席の家に行き、何か飲もうとしたが、グラスが4つしかなかった。しかも、そのうち2つは歯を磨く時に使うグラスだった。彭夫人があたふたと洗面台からグラスを取って洗って出し、外に出かけてアメのかけらを買って接待した。

習主席は、福建省寧徳市の党書記(1988〜1990年)に赴任した時は、別の幹部と違って前任者が使った車と運転手を受け継いだ。習主席は就任後、公用車の購入・維持費、海外出張費、公務接待費といった三公経費の削減を指示した。