歌の帝王と国際歌手が激突した。歌手の趙容弼(チョ・ヨンピル、63)とPSY(サイ、本名パク・ジェサン、36)の新曲が国内ヒットチャートで1、2位を争っている。アイドル歌謡とテレビ番組の挿入曲が主導していた音楽市場が60代歌手と30代歌手の決闘に動揺する。一時的な現象として見過ごすには、規模も大きく華やかすぎる。
趙容弼とサイの争いが始まったのは、趙容弼が新曲「バウンス」の音源を公開した16日正午からだ。4日先に発売されたサイの「ジェントルマン」がメロン、エムネット、バグス、ネイバーミュージックといった国内主要音源サービスサイトのチャート首位につけていた時点だった。「バウンス」は曲名通り、よく弾みながらその順位が急上昇して16日午後から複数の音源サイトで「ジェントルマン」を抜いてリアルタイムチャート1位に付け始めた。リアルタイムチャートは毎時間、消費者が最も多く聞いたり、ダウンロードした音源の順位を集計して示す統計だ。日間チャートは24時間を集計した順位だ。
「バウンス」は17日、主要音源サービスサイトのリアルタイムチャートで殆ど毎時間1位をキープした。いくつかのサイトでは「ジェントルマン」が時間別に首位を奪還したり後退したりと追いつけ追い越せの攻防もあった。18日発表される多数の音源サイトの17日の日間順位で「バウンス」が「ジェントルマン」の「5日天下」を引き下ろす可能性が高くなった。
「バウンス」の人気は16日午後、アイドルグループのメンバーらが自らのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)に先を争ってバウンスを褒める書き込みをしてから急上昇し始めた。ビックバンのテヤンは、「趙容弼先輩、『試し聞き』の音源がこれほどいいとは。心臓がバウンス、バウンス、ドキドキする」と書き、シャイニーのジョンヒョンは、「言葉は要りません。聞いてみてください。尊敬します。先生」と書いた。「趙容弼」と「趙容弼バウンス」は16日夜から17日午後までポータルサイトのリアルタイム急上昇検索語の首位から10位の間にランクインされた。17日午前は23日発表される趙容弼の19thアルバムのタイトル曲「ハロー」の1分30秒の第2次PV映像が公開された。ネチズンの関心はさらに高くなった。10、20代がよく聞く韓国内外のポピュラー音楽を彷彿とさせる洗練された編曲と「バウンス・バウンス」「ユー・メイク・ミー」を繰り返す中毒性あるリフレインが特に話題だ。
趙容弼の所属事務所の関係者は、「アルバム契約前にユニバーサルミュージックグループのアジア太平洋支部長に趙容弼の新曲を聞かせたが、『27歳ぐらいのミュージシャンかと思ったら、63歳?』と語り驚いていた」と伝えた。
「バウンス」と「ジェントルマン」の善戦のおかげで、音源チャートの首位からは久しぶりにアイドル歌手やテレビドラマ、芸能オーディション番組の挿入曲が消えた。
23日、オン・オフラインで同時に発売される趙容弼の19thアルバム「ハロー」の異例の大ヒットの可能性も高くなった。カン・イルグァン大衆音楽評論家は、「予想を破った若い感覚の音楽と結合して既存の中高年ファンに若いファン層が加わり、60代の歌手が世代を越えて支持される珍しい現象が起きた」と語り、「趙容弼の歌を聞かずに育った世代の間でも認知度と期待感が高くなっただけに、23日のヒットチャートではさらに驚くべきことが起こる可能性も少なくない」と話した。
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