Go to contents

F35戦闘機、「スマートフォンを扱うように簡単」

F35戦闘機、「スマートフォンを扱うように簡単」

Posted March. 28, 2013 03:33,   

한국어

22日、米フロリダ州フォートウォルトンビーチ近くにあるエグリン空軍基地の正門。カレン・ロガノフ少佐(女・公報将校)は、「外国から多くの取材陣が訪れたが、韓国報道機関の訪問は初めてだ」と言って基地内を案内した。

汝矣島(ヨウィド)の面積の65%に当たる約188万平方メートルの基地には、約50の戦闘機格納庫と滑走路、約30棟の部隊の建物があった。この基地では現在、米国の統合攻撃戦闘機(JSF)のF35ライトニングⅡの飛行訓練が行なわれ、操縦士養成センターも運営されている。米国は、2016年から30年間で2443機のF35を米空軍と海軍、海兵隊に配備する計画だ。

基地内の米空軍第33戦闘飛行団は昨年3月、F35−1号機の初の飛行訓練を行い、現在22機のF35で飛行訓練を行い、操縦士を養成している。基地の滑走路では、2機のF35が鼓膜を突き破るような轟音を立てて離陸した。地上の格納庫では、整備員が戻ったF35の機体と航法装備に異常があるかどうか点検した。飛行を終えて戻ったマシュー・ジョンストン少佐は、「F35はスマートフォンを扱うように操縦が簡単で、飛行性能も優れている。F16とF15の操縦士も2ヵ月の訓練で操縦桿を握ることができる」と話した。

計器盤と操作ボタンが多かった従来の戦闘機の操縦席とは違って、F35の操縦席は15インチのタッチスクリーンがすべてだ。操縦士は、画面のメニューを指で押し、標的の探索と選定、兵器の発射などすべての任務を行なう。F35の操縦士は、ヘルメットについた先端画像モニターで、夜間や悪天候でも360度前方向の状況と飛行情報、交戦状況を把握できる。

F35の最大の長所はレーダーで捉えられないステルス性能だ。ステルス戦闘機は敵の防空網に現れず、密かに近付いて致命打を与えることができる。F35以外のステルス戦闘機は世界最強と言われるF22ラプターしかない。

33飛行団長のアンドリュー・トッド大佐は、「3年前、多国籍連合演習『レッドフラッグ』でステルス戦闘機の高度な性能を経験した」と話した。当時、トッド大佐が所属した赤チームはF15とF16戦闘機を、青チームはF22とF15、F16に乗って、シミュレーションで空中戦闘を行った結果、ステルス機F22を使った青チームが51対1で圧勝したという。

F35は、ボーイングのF15SE、ユーロファイターのタイフーンと共に8兆3000億ウォン規模にのぼる韓国の次世代戦闘機(FX)事業の候補機種だ。軍は、価格と技術移転交渉を経て年内にFX機種を選定し、2016年から60機導入する計画だ。



ysh1005@donga.com