スマートフォン・メッセンジャーの「カカオトーク」を作ったカカオが、ウェブトゥーン(漫画)、音楽、映画、ニュースなどのコンテンツを有料販売する新しいスマートフォンサービスの「カカオページ」を来年第1四半期(1〜3月)中に開始する。これで「オンラインコンテンツは無料」という認識が変わるか注目される。
これまでポータルサイトはマスコミ各社のニュース、漫画家のウェブトゥーンなどを安値で買い入れて無料でサービスし、広告収入を得てきた。通信社も国民の殆どがスマートフォンで音楽や動画を楽しむ現実を利用して、コンテンツ市場を作って売上の相当部分を確保した。
このような流れの中で、他の販売先がないコンテンツ創作者らはポータルなどの横暴から脱せず、品質を高める代わりに値引き合戦を展開してきた。カカオはコンテンツを一定額以下では売れないように最低価格制を導入することにした。カカオは、「コンテンツ創作者が正当な待遇を受けられない現実のため、結果的に韓国のコンテンツ業界が危機に陥ったと見て、カカオページを始めることにした」と説明した。
漫画家の許英萬(ホ・ヨンマン)画伯が新しい作品である「東医宝鑑(トンウィボガム)」をカカオページに掲載することを決めるなど、創作者側の関心も高い。カカオは来月半ばからマスコミ各社を対象にカカオページの説明会を開いて、連載物を一定期間利用できる「定期利用権」の販売を薦める計画だ。
sanhkim@donga.com






