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[社説]文在寅氏は党の刷新から取り組め

Posted September. 17, 2012 08:29,   

民主統合党(民主党)が第18代大統領公認候補に文在寅(ムン・ジェイン)議員を選出した。59日にわたる党の大統領候補選び選挙期間中、モバイル動員選挙と批判する声も出たが、文氏の体勢論が通用した結果だ。盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の「永遠な秘書室長」である文氏が13連勝で独走した背景には、民主党を掌握している親盧系(故盧前大統領系)の戦略的な選択が決定的だった。

党執行部は文氏に大統領選挙日まで最高委員会議の権限をすべて移譲することにした。李海瓚(イ・ヘチャン)党代表と朴智元(パク・チウォン)院内代表を事実上一線から後退させ、文候補に党運営の全権を与えるものだ。党内選挙戦で親盧系と非盧系とで深まった対立の溝を埋めることは、文候補の政治力が試される試金石になりそうだ。文候補は昨日、ソウルでに遊説で「国民の意識水準まで変わらなければならない」と強調した。変化の強調が漠然としたレトリックでないことを、「盧武鉉の呪縛」を打ち破ることから行動で示すことで証明しなければならない。

文候補は、まだ12月19日の投票用紙に名前が上ることが決まった候補ではない。これは民主党自ら招いたことでもあるが、いずれにしても安氏が数日内に大統領選出馬を宣言すれば、野党陣営の候補一本化局面が展開される。一本化の方式としては、1997年の金大中(キム・デジュン)—金鍾泌(キム・ジョンピル)連合のような直談判か、2002年の盧武鉉—鄭夢準(チョン・モンジュン)の候補一本化の方式が取り沙汰されている。二人が大統領と首相とに権力を分掌する共同政府のシナリオ説も流れている。だが、野党陣営の候補一本化が国民が納得できる水準の政策の共有を抜きにして、4月の総選挙のときのように選挙工学だけが一人歩きする場当たり的に行われるのなら、世論の逆風に遭う可能性がある。

民主党は、政権奪還を叫ぶ最大野党でありながら、2010年6月の京畿道(キョンギド)知事選挙で候補を出せなかったほか、昨年は「第二の選出職」であるソウル市長選挙でも朴元淳(パク・ウォンスン)氏に候補を譲った。今回、最大の選出職である大統領候補まで出せなくなれば、それこそ存在理由を失ってしまう。党の周辺では60年の歴史を持つ正統政党の歴史の中で2度も政権を担当している民主党が、「選挙企画会社」に転落するのではないかと懸念する声まで上っている。文候補は、自身の国政運営のビジョンと候補として競争力で、党が直面している危機を突破しなければならない重大な責務を背負うことになった。党の分裂を

文候補はセヌリ党の朴槿恵(パク・グンヘ)候補の歴史認識を猛烈に攻撃したが、朴正煕(パク・ジョンヒ)時代の歴史とそれに対する朴候補の発言の言葉尻を取っているだけでは自らの活路を開くことはできないだろう。文候補は自ら失敗した盧政権を支えていただけに、未来に対する独自のビジョンを示すことができなければ国民に希望を与えることはできないからだ。「何をしようとするのか」が彼の命運を分けるだろう。