「ここも現代(ヒョンデ)・起亜(キア)自動車グループの系列企業です」
5日、現代製鉄の忠清南道(チュンチョンナムド)の唐津(ダンジン)工場。起亜自動車社員の説明に64人の外国人が目を丸くした。製鉄工場が自動車メーカーの系列企業だという言葉に納得が行かないという表情だ。しかし、現代製鉄側で用意した会社紹介映像を約10分間見た後、やっと頭を縦に振った。
同日、工場を訪れた外国人は起亜車が準備した「起亜車忠誠顧客韓国招待プログラム」の参加者で、15ヵ国から選ばれて韓国を訪問した。これまで海外法人別に外国人客が国内工場を訪れたことはあるが、世界各国の外国人客が一堂に会したのは今度が初めてだ。起亜車の関係者は、「海外のお客に感謝の気持ちを伝えると同時に、起亜車のグローバル企業としてのイメージを広めるために企画されたイベントだ」と説明した。9月の1ヵ月間40ヵ国から288人がこのプログラムに参加する予定だ。
起亜車が同日午後の日程に系列企業の現代製鉄工場の見学を入れた理由は、垂直系列化されている現代起亜グループの工程を見せるためだ。自動車の骨格を作る鉄鋼商品から完成車の組み立て過程まで自動車製造の全過程を見せることで、品質に対する自信を参加者にアピールするためだ。
外国人客は起亜車華城(ファソン)工場では起亜車の中型セダンの「K5」と「K7」の全ての組み立て工程を見学した。車体とドアを機械が自動で溶接するラインで足を止めた外国人客は、「ロボットが車体を持ち上げて溶接している姿が未来をネタにした映画のようだ」と話した。
コロンビア人の参加者は、液化石油ガス(LPG)エンジンが搭載されたK5車両を指して、「どのような車両に使うか」と聞いたら、起亜車側は「韓国のタクシーは燃料費が安くて、環境汚染が少ないLPGを主に使うため、別途のエンジンを搭載する」と説明した。
製鉄工場で青い目の異邦人が熱せられ赤くなった鉄板がレールを通過するたびに形を整えていく圧延工程を見学した。安全帽をかぶった外国人客の間を英語、ロシア語、スペイン語、中国語などを使うガイドが歩き回りながら、「これが起亜車の始まりの段階だ」と説明した。
今回のイベントは、起亜車の海外マーケティング3ヵ年計画の一環として実施されたものだ。起亜車は自社のサービススローガンである「家族のようなサービス(Family−like care)」に合わせて、10年には事業者と各国のディーラー、昨年は海外技術職員のための教育を行った。今年は最後に海外消費者の攻略に乗り出したのだ。起亜車海外サービスチームのファン・ドンファン次長は、「彼らを通じて海外で起亜車のイメージが上昇する効果を期待している」と話した。
08年以降、起亜車のカーレンスとレイを購買したというカナダ人のトレーバ・スミスさん(68)は、「北米の大きな自動車メーカーに比べて起亜車はまだ成長段階にいるようだ。部品から組み立てまで完璧な品質を追求する起亜車の経営哲学に大きな感銘を受けた」と話した。
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