先月28日から今月14日にかけて、西海(ソヘ)上空と海上に向けて発信した全地球測位システム(GPS)電波のかく乱について、北朝鮮が自分たちとは関係ないことで、韓国政府の「謀略で、でっち上げだ」と主張した。電波かく乱が起きて以来、北朝鮮当局による初めての正式反応だ。
北朝鮮逓信庁の報道官は18日、朝鮮中央通信の質問に答える形で、「李明博(イ・ミョンバク)徒輩が同族対決の悪習を捨てられず、最後までもがいている」とし、「最近、電波かく乱の被害について、再び我々を巻き込もうとする謀略劇、でっち上げを演出している」と話した。また、「ロシアから搬入した車両型のGPS障害手段を動員したとか、李明博の『委嘱』を受けた中国の作用で電波かく乱を中止したなどと言ってでっち上げを流布している」と加えた。
さらに、天安(チョンアン)艦沈没事件や農協電算網の麻痺事件などを取り上げては、「底意地悪い政治で、身内が起こしえいるすべての失態について、毎回『北関与説』で逃れようとしているのが李明博の連中だ」とし、「明らかなことは、『北関与説』を振りかざす度に、明らかなでっち上げであることが判明していることだ」と主張した。
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