Go to contents

李大統領、トルコにFTA交渉再開を訴え

Posted February. 06, 2012 06:32,   

李明博(イ・ミョンバク)大統領は4日、「韓国とトルコが兄弟国家(関係)に相応しい経済成長を促進する上で、自由貿易協定(FTA)が新しい発展の契機になるだろう」と述べた。

李大統領は中東4ヵ国歴訪の初日の4日、トルコのイスタンブールで開かれた韓国・トルコ間最高経営者(CEO)ラウンドテーブルでこのように述べた。両国はアブドラ・ギュル大統領の提案で2010年にFTA交渉を5回にわたって行ったが、大きな進展はなかった。

李大統領は、「両国国民が(お互いを)兄弟の国と認識しているのに、両国の経済関係は(韓国だけが大きな貿易黒字となっとり)バランスが取れていないと考える」と話した。その上で、6日に首都アンカラで開かれる首脳会談を意識したように「FTAは首脳会談を通じて努力すれば解決される問題」とコメントした。

昨年、韓国はトルコに携帯フォンなど家電製品を中心に約50億8000万ドルを輸出し、トルコからはナッツ類、オリーブ、ツナなど8億ドルを輸入している。大統領府の関係者は、「我々の製品は韓国・EU間FTAを通じて、EUと関税同盟を結んでいるトルコに低い関税で輸出される反面、トルコが韓国へ輸出する際は相対的に高い関税を払っている」とし「このような構造をなくすために、トルコは両国間FTAにより積極的である」と説明した。

また、李大統領は、両国の企業の第三世界への共同進出構想に関連し、「両国の企業が第三国に進出する問題で協力するべき段階に来ている」と話した。大統領側は、「韓国企業が中東の盟主であるトルコと合作すればエネルギー、資源、建設、インフラ建設の分野でアフリカや中東進出の際、韓国企業単独で進出する時よりは拒否感を減らして事業ができるだろう」と話した。



srkim@donga.com