北米とアジアを結ぶ航路の真下に位置する米アラスカの火山が噴火し、火山灰が噴出したため、航空機の運航に支障を来たす可能性が高まっている。
AP通信は12月29日、「アラスカのアリューシャン列島にあるクリーブランド火山から火山灰が噴出し、アラスカ火山観測所(AVO)が警戒レベルを『イエロー』から『オレンジ』に引き上げた」と伝えた。AVO警報規則によると、イエローは「火山噴火の不安上昇」を、オレンジ色は「噴火の可能性上昇および火山灰の噴出」を意味する。
クリーブランド火山の火山灰は同日現在、約4.6キロメートル上空まで広がり、雲を形成した。米地質調査所(USGS)は、「火山灰が継続して噴出しており、火山灰の雲がゆっくり南東の方向に移動している」と明らかにした。
クリーブランド火山は、北米とアジアを結ぶ商業用航路が通過する真下に位置している。韓国や米国、カナダなどが運航する航空機もこの航路を利用している。ロイター通信は、「火山灰が6キロメートルまで広がれば、飛行機の運航が不可能になる恐れもある」と警告した。
海抜1730メートルの高さのクリーブランド火山は、01年に噴火して以来、毎年大小の活動があった活火山だ。カナダ日刊紙「バンクーバー・サン」によると、01年に3回噴火が続き、火山灰が約11.9キロメートルの上空まで広がった。火山に最も近い町は、東に約72.4キロメートル離れたニコルスキーで、今回の火山噴火では特に被害はなかった。
アラスカ地域は火山灰による大型飛行機惨事を辛うじて免れた経験がある。1989年、オランダのアムステルダムとアンカレッジを運航していたKLM旅客機が同地域のリダウト火山の噴火による火山灰の雲に覆われ、飛行中に4つのエンジンがすべて停止した。飛行機は辛うじて緊急着陸に成功し、人命の被害は免れた。
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