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[社説]ハンナラ党、政治秩序の大変化を読んでいるのか

[社説]ハンナラ党、政治秩序の大変化を読んでいるのか

Posted October. 08, 2011 03:28,   

60年の伝統の野党第一党の民主党が、独自候補を出せず、市民運動家出身の朴元淳(パク・ウォンスン)候補を支持する助力者の身に転落した。もはやすべての左派野党と社会団体が、「安哲秀(アン・チョルス)ブーム」を背に負った朴候補を中心に総結集する様相を見せている。単なる選挙用の結集を越え、野党の巨大な再編が表面化しつつある。各政党と政派が「福祉同盟」という旗の下に集まり、その枠内で各自異なる理念のスペクトラムを持って競争する「ビッグテント論」が提案され、一方では、野党単一政党の構成を推進しようという動きもある。

汎左派勢力は、来年の総選挙と大統領選挙でハンナラ党を破ることが当面の最大目標だ。政党を中心にした既存の政治秩序や政党政治が持つ価値は別に重要ではない。彼らは、斬新な人物を前面に掲げ、社会的二極化を口実に国民の心に食い込み、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などを活用すれば、勝算は十分にあると考えている。

10・26ソウル市長選挙の水面下では、このように新しい政治秩序を作り出すための巨大な動きがうごめいている。選挙結果によってその動きが可視化する時期が変わることはあるだろうが、変化の大勢はすでに形成されたと見なければならない。状況がこのように大きく急速に変わりつつあるにもかかわらず、与党ハンナラ党はまだ危機を十分に認識できていないようだ。

今回のソウル市長補欠選挙に、朴槿恵(パク・グンヘ)元代表が4年ぶりに応援するとし、仇のようだった親李、親朴系が羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)候補の応援のために手を取り合ったが、根本的な危機意識はなさそうだ。ハンナラ党のこの程度の変化は、野党が追求している進歩勢力大統合の大義とは比較にならない。選挙が終わった後も内部結束が維持されるのか、ハンナラ党に失望して距離をおいている在野保守勢力を引き込むことができるのかも分からない。

危機は現実の状況だ。朴元代表が、「今の状況はハンナラ党だけでなく、韓国政治全体の危機だ」と言ったのは、正確な診断だ。米国の民主党と共和党、英国の保守党と労働党も多くの危機を経験し、今の姿に進化した。どのような政党であれ、外部の変化と国民の願いに主導的かつ柔軟に対応してこそ生き残ることができる。ハンナラ党は保守勢力の中心に立ち、野党陣営に対抗し、巨大な政治秩序の変化を先導するだけの自己革新をしてこそ、前例のない政治の危機、そして与党の危機を克服することができる。