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借金返済を迫られて殺害後に自殺、犯人も被害者も朴槿恵氏の甥

借金返済を迫られて殺害後に自殺、犯人も被害者も朴槿恵氏の甥

Posted September. 08, 2011 08:30,   

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6日に殺害された朴槿恵(パク・グンヘ)元ハンナラ党代表の5親等の甥、朴ヨンチョル氏(49)と殺人容疑者の朴ヨンス氏(51=ヨンチョル氏のいとこ)の間には、約1億ウォンの債務関係があったことが7日、明らかになった。この金は、ヨンス氏がヨンチョル氏から借りたもので、ヨンス氏は長期間、返済しなかった。このため警察は、返済能力のないヨンス氏が、返済を迫られることに耐えかねて殺害し、自殺したものと見ている。ヨンス氏は、ヨンチョル氏の死体が発見されたソウル江北区牛耳洞(カンブクク・ウイドン)の北漢山(プッカンサン)国立公園探訪案内センター前の駐車場から約3キロ離れた北漢山龍岩門の登山路で、木にロープをかけて首をつって死亡しているのが発見された。ヨンス氏のポケットからは、「(私を)火葬して海に撒いてほしい。絶対に埋めないでほしい」という内容の遺書が発見された。

ヨンチョル氏やヨンス氏の周囲によると、2人はかなり以前から、金の問題や家庭内の衝突などで、日頃から仲が良くなかったという。特にヨンチョル氏は、貸した約1億ウォンを長期間返済されなかったため、ヨンス氏に「金を返せ」と迫ったという。警察は、「2人の関係を見ると、親密な間柄のため、2人が5日夕方、後輩A氏と一緒に酒を飲んだと見るのは難しい」とし、「ひとまず、ヨンス氏が金の問題を理由にヨンチョル氏を呼び出し、酒の席が終わった後、事件を起こしたのではないかと見ている」と述べた。

警察によると、2人は酒の席が終わった後、代理運転を呼び、ヨンチョル氏の車で事件現場に移動した。A氏は同行しなかった。

警察は、ヨンチョル氏の車中からも血痕が発見された点などから、2人と同行した代理運転のドライバーが、事件のかなりの部分を知っていると見ている。この代理運転のドライバーは、現在、警察の出席要請に応じていない。警察関係者は、「ヨンス氏がすでに自殺まで考えて、犯行を行ったのではないかと、見ている」と指摘した。

一方、虚偽告訴罪で裁判を控えた朴クンリョン氏の夫、シン・ドンウク氏側の弁護士は、「ヨンチョル氏が、27日に開かれる裁判に、シン氏側の証人として発言する予定だった。」とし、『突然、事件が起こり、困惑している』と述べた。



iamsam@donga.com ditto@donga.com