「統営(トンヨン)の娘」申淑子(シン・スクジャ)氏(69)母娘を北朝鮮の政治犯収容所から救出することを呼びかける署名運動が広がっている。
署名運動は今年5月末、統営(トンヨン)現代教会のパン・スヨル牧師(49)が慶尚(キョンサン)大学で開催した「北朝鮮政治犯収容所展示会」で、申氏母娘の話を紹介したことに端を発した。
14日現在、3万1000人あまりが署名している。統営では全体人口(14万人)の15%に当たる2万1000人が参加した。署名運動は、慶尚大・海洋科学学部の統営キャンパス、ロッテマート統営店、統営現代教会宣教館などで行っている。
大手ポータルサイトのダウムのコミュニティカフェ「トンヨンの娘申淑子母娘救出運動」(cafe.daum.net/daughteroftongyeong)でも署名を受け付けている。12日付の朝刊新聞には、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長に助けを求める広告メッセージも掲載された。
慶尚南道のキリスト教会も力を足している。14日、昌原(チャンウォン)室内体育館で開催された慶南基督教総連合会主催の8・15特別祈祷聖会では、申氏救出に関心を持つ信徒たちが声を荒げた。
民主平和統一諮問会議・統営市協議会は、第50回閑山(ハンサン)大捷祭典が開かれている統営市中央洞(チュンアンドン)の文化広場で10日から5日間、申氏の話と北朝鮮政治犯収容所の実態を知らせる特別写真展を催した。同諮問会議は、今年下半期(7〜12月)の核心的な課題に申氏救出署名運動の拡散を決めた。
統営出身で20代にドイツに渡った申氏は、1985年、北朝鮮入りを勧誘した北朝鮮要員の話に乗せられて、夫の呉吉男(オ・ギルナム)博士(69)と二人の娘と一緒に北朝鮮に渡った。実態に気づいた申氏は、海外留学生を北朝鮮に入国させる任務を任されてどいつに向かおうとする夫に脱北を勧めた。呉博士は、その足で北朝鮮を脱出したが、妻と娘は未だに北朝鮮の残っている。
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