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今の世界サッカー、メッシとロナウドが二分

今の世界サッカー、メッシとロナウドが二分

Posted December. 18, 2010 03:21,   

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「ペレ(ブラジル)とマラドーナ(アルゼンチン)が同時代に全盛期を謳歌しているのと等しいです」

07年末、英国のある放送解説者は20代序盤の両選手を指してこのように表現した。当時までもこれを信じる人は殆どいなかった。「サッカー皇帝」のペレ(70)・「サッカー神童」のマラドーナとこの2人を同級に置くのは時期尚早という見方が支配的だった。

ちょうど3年が経った今になって、この言葉を否定する人は見かけ難い。サッカーファンらは彼らの試合が見れるという事だけで幸せだ。「マラドーナの再臨」リオネル・メッシ(23=バルセロナ)と「ポルトガル特級」クリスチアーノ・ロナウド(25=レアル・マドリード)の話だ。

2人はもう数年前から世界サッカー界を二分した。砲門はロナウドが先に開けた。07〜08シーズン最高の活躍で08年国際サッカー連盟(FIFA)今年の選手賞に輝くなど、スポットライトを一身に浴びた。メッシが反撃に出るにはあまり長くかからなかった。1年後の09年、あらゆる賞を総なめした。昨季もスペインリーグ得点王、欧州サッカー連盟チャンピオンズリーグ得点王を獲得したメッシが現在としてはさらに優位に立っている。

しかし、真剣勝負は今季からと言われている。スペイン移籍初年度の昨季、適応期を終えたロナウドが今季から本格的な得点砲を稼動している。シーズンの3分の1ぐらい過ぎた今月17日現在、両選手は17ゴール(メッシ13試合、ロナウド15試合)でリーグ得点首位タイに並んでいる。得点3位とは7ゴール差まで広げている。

最後に笑うのは誰だろうか。専門家らはメッシの手を上げた。KBSのハン・ジュンヒ解説委員は、「メッシには『パスマスター』のシャビ・エルナンデスやアンドレス・イニエスタら最高の助演がいる。バルセロナが得点力が上で、攻撃パターンもメッシを中心に行われる点も有利な部分だ」と話した。SBSのパク・ムンソン解説委員は、「メッシの競技力がさらに落ち着いている。ゴールポストの前でも落ち着いているし、シューティング対比得点の比率もメッシが高くて有利だ」と話した。

しかし、ロナウドにも機会は十分だという。MBCのソ・ヒョンウク解説委員は、「今季合流して良い姿を見せているメスト・エジルにカカまで近いうちに負傷から立ち直って復帰すれば、ロナウドも寂しくない」。今季だけで3ゴールを爆発させた無回転フリーキックも徐々に威力を増している状況。チームでペナルティーキックなど得点チャンスを多く与えるのもロナウドにプラス要因だ。



niceshin@donga.com