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米国防長官「北朝鮮に核兵器追加生産の潜在力」

米国防長官「北朝鮮に核兵器追加生産の潜在力」

Posted November. 23, 2010 05:17,   

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米国の核問題専門のシンクタンクである科学国際安全保障研究所(ISIS)は、北朝鮮が最近、米国の専門家に公開した2千基の遠心分離器とは別に、過去すでに遠心分離器の施設を秘密裏に構築した可能性があることを明らかにした。

ISISのオルブライト所長とベレナン上級研究員は21日、同研究所のホームページに報告書を掲載したが、ヘッカー・スタンフォード大学国際安全保障協力センター所長が公開した寧辺(ヨンビョン)地域の遠心分離器施設訪問報告書に付けた補足説明資料の中で、このような見解を明らかにした。

オルブライト所長は、「昨年4月、核施設の無能力化の手続きが完了した時、寧辺地域に遠心分離器の施設はなかった。同地域に2千基の遠心分離器を設置した施設をこんなに早く建設したことから、この施設が北朝鮮の初めての遠心分離器設備ではない可能性がある」と指摘した。

ゲーツ米国防長官は、「北朝鮮は、新たなウラン濃縮施設によって、さらに多くの核兵器を生産する潜在力を持つことになった」と述べた。同日、北米・南米地域の国防長官会議に出席するためにボリビアに到着したゲーツ長官は、記者団に対して「北朝鮮は、核兵器計画を長期間にわたって進めており、核兵器を保有したと考える。このような濃縮施設が存在すると仮定した場合、明らかに核兵器を追加開発できる潜在力を持っていることになる」と述べた。

韓国を訪れた米国のボズワース北朝鮮政策特別代表は22日、金星煥(キム・ソンファン)外交通商部長官と対策について協議した後、記者団に対し、「(北朝鮮のウラン濃縮活動は)国連安全保障理事会決議1874号と9・19共同声明、6者協議で合意した約束に明らかに違反する。私たちがこの20年間、対処してきた挑発の一つであり、深刻な問題だ」と強調した。ボズワース氏は、6者協議再開の展望について、「未来の予測は、霧の中にある。6者協議のいかなる手続きも、決して終わったとは言えない。6者協議は依然として生きており、蘇生することを望む」と述べた。

一方、金泰栄(キム・テヨン)国防部長官は同日、国会予算決算特別委員会に出席し、「米国の戦術核兵器を韓半島に再配備する戦略的考慮の段階に達したのではないか」との与党ハンナラ党の李鍾赫(イ・ジョンヒョク)議員の質問に、「核抑止のための委員会(拡散抑止政策委員会)を通じて(米国と)協議しながら、今、言った部分も検討したい」と答えた。さらに、李議員が、「米国の拡散抑止に対する再確認が必要だ」と指摘すると、「委員会で、韓米間で緊密に協議する。憂慮を持って、徹底的に準備する考えだ」と述べた。

国防部は、「長官の発言は、原則的に北朝鮮の核の脅威に対し、可能な全ての対策を検討できるという趣旨で言ったものだ。米国の戦術核兵器の配備は、現在まで考慮したことはなく、韓米間で具体的に協議されてもいない」と説明した。



yhchoi65@donga.com spear@donga.com