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女性職員の顔に「硫酸テロ」、会社代表に懲役15年

女性職員の顔に「硫酸テロ」、会社代表に懲役15年

Posted November. 15, 2010 08:21,   

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自分を相手に民事刑事訴訟を起こしたOLに対し、「硫酸テロ」を加えた会社の代表に対し、最高裁で懲役15年の重刑判決が確定された。

最高裁1部(主審=金能煥最高裁判官)は、債務がらみで訴訟を起こした元職員朴某氏(27、女)に対し、工業用硫酸をかけ、重症の火傷を負わせた容疑(暴力行為など処罰に関する法律違反)で起訴された電子装備メーカー「H社」の代表李某被告(29)に対し、懲役15年を言い渡した原審を確定した。また、李被告から指示を受け、硫酸を撒いたH社の職員、李某被告(29)に対しては懲役12年、硫酸の運びを手伝った金某被告(27)に対しては懲役1年に執行猶予2年、彼らのアリバイ捏造を手助けした職員のナム某被告(24)には懲役8ヵ月に執行猶予1年がそれぞれ言い渡された。

裁判部は、「関連者の証言などから見れば、会社代表の李被告は職員らと共謀し、硫酸を撒く犯行を行った事実が認められる」と明らかにした。しかし、「硫酸が撒かれた体の部分や、そのような犯罪による死亡の可能性などを考慮する際、殺人の故意が立証されたとは言いがたい」として、殺人未遂容疑は無罪と判断した。

会社代表の李被告は、職員で投資家だった朴氏が経営権を巡る問題で、自分と言い争った後07年に退社し、2700万ウォンの賃金請求訴訟を起こし、勝訴判決を受けたのに続き、自分を詐欺容疑で検察に告訴し、刑事裁判まで受けると、恨みを持った。李被告はその後、自分の部下らと共謀し、昨年6月、京畿城南市(キョンギ・ソンナムシ)の朴氏の自宅周辺で通勤途中の朴氏に対し、硫酸を撒き、体や顔に3度の化学火傷を負わせた容疑で起訴された。



dawn@donga.com