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一部のネットユーザー「それでも信用できない」

一部のネットユーザー「それでも信用できない」

Posted October. 09, 2010 02:59,   

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「警察は本当の捜査をしたのでしょうか?」(ID=iswi***)。

「なぜ、ネットユーザーらが示したあらゆる情況証拠は無視したまま、告訴人が提出した証拠だけを採用し、メディアに公開できるのでしょうか」(ID=kaz****)

8日、タブロの学歴偽造疑惑関連の警察による中間捜査の結果が発表されたあとも、コミュニティ「タジンヨ」は、警察の捜査を批判する書き込みで埋め尽くされた。警察の捜査は信頼できないという主張がほとんどだった。

同日公開された証拠資料のうち、修士と学士号の証明書がミスで逆になったことを巡り、新たな疑惑を持ち出したり、タブロの出入国記録を全て公開するよう、要求する声もあった。一部のネットユーザーらは、捜査を行ったソウル瑞草(ソチョ)警察署の電話番号をコミュニティに掲載し、抗議の電話をかけるべきだという提案もあった。

タブロがスタンフォード大学を卒業した事実が、警察に捜査によって確認されたにも関わらず、ネットユーザーらはそれを信じることができず、新たな疑惑を持ち出す現象について、専門家らはオンラインが認める「匿名性」とそれに伴う「群衆心理」を主要原因と指摘した。

ソウル大学の郭錦珠(クァク・グムジュ)心理学部教授は、「匿名性に隠されれば、普段より6倍ほど過激になるという研究結果がある」と言い、「タブロの事件も同様に、私一人ではなく数万人の人々が一緒だという信念が招いた結果だ」と話した。郭教授は、ネットユーザーらは歪曲された情報を数多く収集し、間違った信念を拡大・再生産してきた」と言い、「多くの努力をつぎ込んできただけに、事実を容易に認めることができない可能性もある」と付け加えた。

西江(ソガン)大学・新聞放送学部の羅恩暎(ナ・ウンヨン)教授は、「人々は頭の中で、認知的に調和を求める傾向がある」と言い、「自分が好きな人に対しては、有利な証拠が出れば、信じようとする傾向が強いが、好きでない人に対して前向きな結果が出れば、気に入らず、信じようとしない」と主張した。タブロにどれだけ有利な結果が出たとしても、タブロが嫌いな以上、そのような結果は信じようとしないという。

瑞草警察署の関係者は、「インターネットのコミュニティでは、警察捜査は信頼できないという空気が優位を占めているのとは異なり、いざ、警察にかかってくる電話は、自分がどのような処罰を受けるかについて問い合わせる内容が多い」と伝えた。



jhk85@donga.com coolup@donga.com