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世界通貨戦争の影響で、総合株価指数1,900台突破

世界通貨戦争の影響で、総合株価指数1,900台突破

Posted October. 07, 2010 02:59,   

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世界通貨戦争の影響でグローバル資金が国内へ大量流入したことにより、6日、KOSPI(総合株価指数)は2年10ヵ月ぶりに1,900台を突破し、ウォン・ドル相場は5ヵ月ぶりに1110ウォン台になるなど、株価と為替相場が軒並み値上がった。金融市場のこのような変化は、韓国経済の基礎体力より、最近、強国同士の通貨戦争(自国通貨の為替相場を引き下げる動き)の影響が大きく作用した結果であり、輸出競争力の低下をはじめ、韓国経済に深刻な副作用が懸念される。

同日、KOSPIは、外国投資家の6519億ウォンの買い越しが好材料となり、前日より25.01ポイント(1.33%)急騰した1,903.95で取引を終えた。KOSPIが1,900台を上回ったのは、07年12月27日(1,908.62)以来、初めて。

ソウル外国為替市場で、ドルに対するウォン相場も12.7ウォン高の1,118ウォンで終えた。為替相場が1,100ウォン台になったのは、5月4日(1,115.50ウォン)以来、初めて。為替相場は、8月31日には1,198.1ウォンだったが、9月に入り、米国、中国、日本などを中心に為替葛藤が高まり、1ヵ月あまりで80.1ウォンのウォン安が進んだ。

一方、アジアや中南米の新興国まで通貨戦争に相次いで乗り出し、世界経済の共倒れを呼びかねないという懸念も拡散している。国際通貨基金(IMF)のドミニク・ストロス・カーン総裁は5日、英国フィナンシャルタイムス(FT)とのインタビューで、「為替相場が、『政策的兵器』という認識が出ている」とし、「このような認識は、世界経済の回復傾向に対し、深刻な脅威になる」と警告した。このため、先進7カ国(G7)は8日、米ワシントンで開かれるIMF・世界銀行(WB)年次総会に合わせ、非公式で接触し、通貨戦争の終焉に向け、解決策を模索することを決めた。



cha@donga.com bookum90@donga.com