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三星と斗山の大邱3連戦、プロ野球終盤戦の醍醐味

三星と斗山の大邱3連戦、プロ野球終盤戦の醍醐味

Posted August. 18, 2010 07:38,   

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斗山(トクサン)の金卿文(キム・ギョンムン)監督と三星(サムスン)の宣銅烈(ソン・ドンヨル)監督は高麗(コリョ)大学の3年違いの先輩と後輩の関係で、合宿部屋では金監督が一番上の先輩だったとき宣監督は「下っ端」だった。当時、ニキビに悩まされていた二人は、一緒にソウル駅付近の皮膚科へ治療に通ったりもした。

昨年、チームの捕手たちが次々と怪我をしたとき、宣監督がトレードをもち掛けたのは斗山だった。捕手のチェ・ビョンサンと投手のチ・スンミンの電撃的なトレードは二人の監督の特別な縁が働き、順調に進んだ。

しかし、勝負の世界で譲歩などない。それぞれの名前の英文字表記から取った、「SUN」(宣氏)と「MOON」(金氏)の対決とも言われている勝負では、妥協も譲歩もなかった。05年韓国シリーズでは、宣監督の三星が斗山に4連勝して優勝を飾った。

「太陽と月の対決」は、終盤に向かっている今季プロ野球の最大の見所だ。16日までに三星は66勝1分け42敗で斗山(61勝2分け41敗)を2.5ゲーム差でリードしている。両チームは17〜19日、大邱(テグ)で3連戦を戦う。両チームは、ともに4連勝と勢いに乗っている。この3連勝の結果が、ポストシーズンの様相を大きく変える可能性が高い。

まず、三星が完勝した場合、2位を守り抜くのはもちろん、首位への希望が持てる。一時は首位SKに9ゲーム差まで引き離されていた三星は、いつの間にか4ゲーム差まで追いついた。

斗山にとっても、大邱3連戦の全勝は喉から手が出るほど欲しいところだ。3位でリーグを終えれば4位と準プレーオフを戦わなければならないからだ。韓国シリーズ優勝を至上課題にしている斗山としては、リーグ首位が無理なら、少なくとも「プレーオフ直行」への切符だけは何としてでも勝ち取りたい。

両チームは、ともに堅調なブルペン陣を持っており、どのチームが確実に攻撃力を発揮できるかが勝負を分けると見られる。両チームは、先週打率3割以上の攻撃力で連勝を続けた。

三星は主砲のパク・ソクミンの打撃感覚が絶好調だ。パク・ソクミンは先週の5試合で打率6割(15打数9安打)に4本塁打、9打点と猛打を振るっている。斗山はソン・シホンが先週の3試合で打率5割4分5厘(11打数6安打)に2本塁打、6打点を挙げた。負傷から復活した主砲、金東柱(キム・ドンジュ)の活躍にも期待が集まっている。



uni@donga.com