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アップル社員、アジアの部品メーカーから100万ドル収賄

アップル社員、アジアの部品メーカーから100万ドル収賄

Posted August. 16, 2010 03:05,   

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米アップルの社員が同社が作ったスマートホンのアイホンとMP3プレーヤーのアイポットのアクセサリーを作るアジアメーカ6社から約100万ドル(約11億8700万ウォン)の賄賂を受け取った疑いで連邦大陪審によって起訴された。

14日(現地時間)米日刊紙のウォールストリートジャーナルなどによると、問題の社員はアップルのグローバル部品供給担当マネージャーで、米サニーヴェールに住むポール・ドゥバイン容疑者とシンガポールに住むアンドルー・アン容疑者の2人だ。2人には電子通信を利用した詐欺、マネーロンダリングや収賄の疑いが持たれている。2人に賄賂を渡したとされるメーカーは、中国や台湾、シンガポールなどアジアの企業で、この中にはイヤホン、ヘッドセットメーカーの韓国のC社も含まれている。

起訴状によると、ドゥバイン容疑者はアップルの内部機密をアン容疑者を含めアップルの協力会社に教える代わりに、妻名義の口座を通じて協力会社からお金を受け取った。ドゥバイン容疑者は賄賂を受け取るため、アジアの数カ国に銀行口座を持っており、このうち一部は妻名義になっているという。協力会社はドゥバイン容疑者から渡してもらったアップルの内部資料を使って、アップルとの交渉を有利に運ばせて契約条件を変えることに利用した。今回の捜査は米連邦捜査局(FBI)と国税庁(IRS)が共同で行ったと報道された。

アップルはこれとは別途にドゥバイン容疑者を相手に民事訴訟を提起してここ数年間給与や賄賂などを含めて100万ドルを賠償することを要求した。アップルのスティーブ・ダウリング・スポークスマンは、この事件について「アップルはビジネスで最も高い倫理的基準を守ってきており、アップルの内部と外部で発生した正直でない全ての行為を絶対容認しない」と話した。

ドゥバイン容疑者に賄賂を渡した疑いが持たれている韓国のC社は、同日、数回通話を試みたが連絡が付かなかった。



sanhkim@donga.com