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「李インギュ」で終わった不法査察を巡る捜査

「李インギュ」で終わった不法査察を巡る捜査

Posted August. 12, 2010 07:59,   

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ソウル中央地検・特別捜査チーム(チーム長=吳廷敦部長検事)は11日、民間人への不法査察を主導した容疑(職権乱用や権利行使の妨害など)で、李インギュ元首相室・公職倫理支援官や金チュンゴン元公職倫理支援官室点検1チーム長の2人を拘束起訴し、点検1チームの職員だったウォン・チュンヨン容疑者は在宅起訴した。これらの3人に対し、職権乱用・権利行使妨害のほか、強要や業務妨害、部屋の捜索容疑が適用された。

検察が同日発表した中間捜査の結果によると、李元支援官などは08年7月ごろ、元KBハンマウムの代表だった金ジョンイクさんがブログに、大統領を非難する動画を掲載した経緯について、内密捜査を行っていたところ、同年9月と10月ごろ、国民(クンミン)銀行の関係者などを通じ、金氏を脅迫し、金氏を代表取締役職から退かせ、会社の持分を移転させた容疑(強要)だ。また、KBハンマウム事務所に押し入り、机の引き出しを勝手に開け、給与台帳などの書類を提出させた容疑(部屋の捜索など)もかけられている。

検察は、李元支援官などから不法査察の結果の報告を受けたという疑惑がもたれてきた李ヨンホ元大統領雇用労使秘書官の場合、疑惑を裏付けるだけの証拠を見つけることができなかったことを明らかにした。

検察はいわば、「上部からの指示」疑惑をはじめ、公職倫理支援官室のコンピューターのハードディスクを破損した証拠隠滅犯罪などに対しても、引き続き捜査を行うことを決めた。

一方、ソウル中央地裁は、李元支援官など3人に対する1審公判を、財政合意部である刑事合意35部(鄭善在部長裁判官)に割り当てた。裁判所側は、「李元支援官などに提供された強要罪などの事件は通常、単独裁判官が担当するが、事案の重要性に照らし、単独裁判官3人で構成された財政合意部で審理することを決めた」と明らかにした。



jefflee@donga.com ceric@donga.com