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三星電子の営業利益が5兆ウォン、四半期では史上最高業績

三星電子の営業利益が5兆ウォン、四半期では史上最高業績

Posted July. 08, 2010 08:11,   

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三星(サムスン)電子の第2四半期(4〜6月)の営業利益が、四半期ベースで史上最高の5兆ウォンに上るものと暫定的に集計された。最近、携帯電話部門の不振を半導体と液晶ディプレイ(LCD)がカバーしたものと分析される。

三星電子は7日、第2四半期の暫定業績(ガイダンス)が、連結基準で売上高37兆ウォン、営業利益5兆ウォンと明らかにした。従来の四半期別最大営業利益は、今年第1四半期(1〜3月)の4兆4100億ウォンで、2四半期連続して最大業績を更新したのだ。売上は、今年の第1四半期比6.81%、前年同期比13.81%増となっており、営業利益はそれぞれ同13.38%と同87.26%増加している。

今回「アーニングサプライズ(予想外の好業績)」の立役者は、半導体とLCDだった。市場では、半導体事業部門の第2四半期の営業利益が約2兆8000億ウォンと、全体営業利益の半分以上を占めているものとみている。事業部門別の営業実績は、今月30日公開されるが、証券街では、半導体、LCD、デジタルメディア(薄型TVなど)、通信(携帯電話)部門の順で、営業利益が高いものと分析している。

半導体事業部門の好況は、最近、Dラムとフラッシュメモリ価格が値上がりしている上、スマートフォンの爆発的な急成長と昨年下半期のウィンドウズ7OS(基本ソフト)の発売で、半導体需要が急増したことによるものと分析される。

三星電子の関係者は、「半導体とLCD部門の好調は、しばらく続くものとみられる」と述べた。同時に、競合会社であるドイツのキモンダと米国のスパンションなどが破綻した状況で、三星電子が持続的なコスト削減と積極的な設備投資で、市場の支配力をアップさせたことも効を奏したという評価だ。

一方で、昨年4兆900億ウォンの営業利益を上げ、全体営業利益の37.4%を占めていた移動体通信事業部門は振るわなかった。欧州の財政危機によるドル高ウォン安と「アップルショック」の影響により、苦戦を強いられたスマートフォンによるものと分析される。



sukim@donga.com sublime@donga.com