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南アの海外マスコミ、北朝鮮代表取材で韓国記者団に質問攻め

南アの海外マスコミ、北朝鮮代表取材で韓国記者団に質問攻め

Posted June. 10, 2010 07:43,   

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サッカー北朝鮮代表の公開練習を観るために、1時間前から約100人の国内外の取材陣が待っていた。北朝鮮と一緒にG組に入っているブラジル、ポルトガル、コートジボアールは言うまでもなく、英国、米国、中国、イスラエル、ポーランド、スウェーデン、アルゼンチンなど20カ国あまりの記者らが陣取った。韓国の取材陣が現れると、競技場周辺の地元人を取材していた外国記者らの視線が集中した。

外国記者らは近付いてきて、「北朝鮮から来た記者なのか」と聞いた。韓国の記者だと答えたら、「いったい北朝鮮の取材陣はどこにいるのか」と首をかしげた。北朝鮮は国際サッカー連盟(FIFA)に取材陣IDカードは申請したが、競技場やプレスセンターのどこにも北朝鮮の取材陣の姿は見られない。

北朝鮮の取材陣でないことを知ったらその場を離れると思っていたら、すかさず質問攻めにあった。北朝鮮の代表チームについて少しでも知っていそうな韓国取材陣を「取材」するためだった。外国の記者らは北朝鮮代表の全てのことについて知りたがっている様子だった。

AFP通信のジョン・ウィーバー記者は、「北朝鮮代表はどうしてそこまで閉鎖的なのか」と質問し、スウェーデンのあるテレビリポーターは、「韓国国民は北朝鮮代表を応援しているようだが、どうして敵国の北朝鮮を応援するのか」とも聞いてきた。

ある記者は、「韓国と北朝鮮は同じ言葉を使うのか」と質問。ほとんどはワールドカップ(W杯)に関する質問だったが、ある記者は最近の韓国と北朝鮮の政治的な問題について集中的に質問した。もちろん政治的な質問についての答えはすべて「ノーコメント」だった。

同日、北朝鮮代表を取材するために競技場を訪れた韓国の取材陣はかえって外国の記者らに取材された。同日、唯一インタビューに応じた北朝鮮の「人民ルーニー」鄭大世(チョン・テセ)は、「北朝鮮のイメージを変えたい」と話したが、彼の努力と望みは「卵で岩を打つ」のと同然に感じられた。



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