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日本の鳩山政権、2トップが「相打ち辞任」

日本の鳩山政権、2トップが「相打ち辞任」

Posted June. 04, 2010 07:53,   

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日本の鳩山由紀夫首相と民主党の小沢一郎幹事長が、2日にともに辞任した背景をめぐって、「ツートップが相打ちした」という見方が多い。鳩山首相は、「10日前ぐらいに辞任を決意し、幹事長にもともに退くことを提案し、承諾を得た」と話したが、この話の半分だけが真実である可能性が高い。

鳩山首相は、最後まで首相職に未練を持っていたとみられる。社民党が連立政権を離脱した先月30日にも、今後の政局運営の方向性について語り、翌日、小沢幹事長との会合を終えて、「当然、続投する」と話した。

しかし、1日夕方、小沢幹事長との2回目の会談の後、「続投するのか」という記者の質問に、明るい表情で親指を立て、話題となった。日本のテレビは、鳩山首相の「親指」に注目し、「留任」を展望した。これは、民主党議員の激怒を買った。続投に理解を示していた衆議院議員らも、「首相はまだ事態の深刻さを認識していない」と背を向け始めた。このため、小沢幹事長が1日夜、鳩山首相に電話をかけて、「明日の議員総会で代表解任動議が出ても大丈夫か」と、事実上の最後通告をし、翌朝、鳩山首相が辞意を表明したということだ。鳩山首相は、一歩遅れて「親指は留任の意味ではなく、大丈夫だという意味だった」と説明したが、すでに「覆水盆に返らず」だった。

一方、鳩山首相が1日に小沢幹事長にすでに辞意を伝えていたという話もある。小沢幹事長に見放されたと直感した鳩山首相が、小沢幹事長に「同伴辞任」という逆攻勢に出たということだ。転末はこうだ。

普天間問題で社民党党首の福島瑞穂・消費者担当大臣が罷免される前日の先月27日深夜、小沢幹事長は密かに首相公邸を訪れた。小沢幹事長は、「社民党なしでは参議院選は厳しい。300万票を失う」と鳩山首相をなだめた。しかし、鳩山首相は翌日、強硬策で社民党を追い出した。選挙を最優先にしてきた小沢幹事長は怒り、側近からは、「鳩山首相が小沢幹事長の忍耐の範囲を越えた」という話が出た。この時から小沢幹事長は、「ポスト鳩山」政局構想に入った。首相の辞意表明直後、小沢幹事長が次期首相選出の日程をいちはやく明らかにしたのは、このために可能だった。

このような流れで、前日に続き1日、小沢幹事長と会合した鳩山首相は持ちこたえることができないと判断し、「では、政治資金問題がある幹事長もともに辞任しよう」と提案した。小沢幹事長も一緒に辞任するつもりだったのか、虚を突かれて退いたのかについては、解釈が錯綜する。

一方、鳩山首相は2日、ある閣僚に「妻の理解を得るのが大変だった」と話し、幸夫人が辞任に簡単に同意しなかったことを示唆した。



jkmas@donga.com