早ければ12年に、クルーズ船を利用し、中国などを行き来できる観光港が、ソウル汝矣島(ヨイド)の漢江(ハンガン)の河川敷に作られる。
国土海洋部(国土部)は、汝矣島周辺に「ソウル港」という名前の港を指定し、開発する内容の港湾法・施行令の改正案が先月25日、閣議で議決されたと、31日に明らかにした。
国土部とソウル市などによると、ソウル港は、ソウル永登浦区汝矣島洞(ヨンドゥンポグ・ヨイドドン)85−1周辺の、計37万平方メートル規模(陸地=3450平方メートルを含む)で、120〜150人乗りのクルーズ船1隻が、接岸できるような開発される。港は今年末に着工し、12年上半期に完成予定であり、ここを利用するクルーズ船は、国内の西・南海岸の観光地や中国東部の沿岸都市を往復する計画だ。
国土部の関係者は、「北東アジアの主要沿岸都市と結ぶ国際クルーズ船が運航されることにより、ソウルは水上観光都市へと発展できるだろう」とし、「ソウル港を通じ、貨物輸送を行う計画はなく、観光用のみとして使うことになるだろう」と語った。
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