「金剛山の現代側施設、１３日に凍結」 北朝鮮が韓国に立会要求

北朝鮮は金剛山（クムガンサン）観光地区内に韓国政府が建設した不動産を１３日から凍結するとし、韓国側当局者の立会いを求めた。また、韓国の民間団体が北朝鮮側にビラを飛ばしていることを非難し、東海（トンヘ）線や京義（キョンウィ）線の陸路通行を制限することもあり得ると警告した。

北朝鮮・名勝地開発指導局は９日、現代（ヒョンデ）グループに通知文を送り、韓国側の不動産（韓国政府資産の離散家族面会所と消防署、韓国観光公社資産の文化会館、温泉場、免税店）の所有者と関係者が１３日に凍結措置を行う金剛山現場に立ち会うことを求めた。統一部が１１日、明らかにした。

韓国政府の関係者は、「政府としては北朝鮮側の立会い要求に応じる考えはない」とし、「８日付けの名勝地開発指導局の声明にあった、離散家族面会所などの管理者を追放するという言及は、今回の通知文にはない」と述べた。

一方、朝鮮中央通信が報じたところによると、南北将官級軍事会談の北朝鮮側団長は１０日、韓国側に通知文を送り、「南側人員の東海・西海地区北南管理区域の通行に関する軍事的保障合意を、そのまま履行するかという問題を正式に検討することにした」と明らかにしている。

北朝鮮側は「南側が反共和国心理を高めるため、我々の体制を非難する不純なビラと汚らわしい録画物、ＤＶＤビラまで大量に散布している」と主張した。

kyle@donga.com