Go to contents

金妍兒、SPで機先を制する

Posted February. 24, 2010 09:06,   

한국어

バンクーバー冬季五輪で最も期待が寄せられていた時間が近付いてきている。

「フィギュア・クィーン」こと金妍兒(キム・ヨナ、20、高麗大)が金メダルの獲得に向けた初競技を行う。24日午前9時30分からカナダ・バンクーバーのパシフィック・コロシアムで行われるフィギュアスケート女子シングル・ショートプログラム(SP)がその舞台。金妍兒はフリースケート(FS、26日)も得意だが、SPがさらに強い。昨シーズンと今シーズン参加した8つの大会の中でSPで1位を奪われたのはたった一回に過ぎない。その唯一の一回も1位との点数差は0.56点だった。

SPへの自信のためか、金妍兒は23日に行われた公開練習でFSの練習を行った。金妍兒は21日から行った4度の公開練習で、FSとSPをそれぞれ2度ずつ練習した。金妍兒と金メダルを争う浅田真央(20、日本)が4度の中で3度をSPの練習に使ったのとは対照的だ。

同日、金妍兒と浅田は初めて同じスケート場で演技した。金妍兒は普段の練習着のトレーニング服を着ていたが、浅田はSPの衣装を着て本番に備えた。両選手はジャンプの練習に力を入れた。金妍兒は自分も持ち味のトリプル・ルーツとトリプル・トゥループのコンビネーションジャンプを、浅田はトリプル・アクセルジャンプを集中的に練習した。両選手はすべてミスなしに練習を終え、し烈な競争を予告した。

2人の選手の見えない神経戦も目を引いた。2人は何度も顔を合わせたが、一度もお互いを眺めたり、視線を合わせることはなかった。時々、コーチと話をしながらよそ見で相手の演技をチラッと見るのが全てだった。2人は示し合わせたかのように、初日を除いてはインタビューも断り、練習にのみ集中した。SPが強い金妍兒とSPをしっかりやれば優勝できそうだという浅田。誰が先に機先を制するか注目される。

スピードスケート男子5000メートルで韓国に初メダルをもたらしたイ・スンフン(22、韓国体育大)は午前4時、1万メートルに出場し2個目のメダルに挑戦する。



creating@donga.com