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南北、「自国民の海上越境」取締りを強化

南北、「自国民の海上越境」取締りを強化

Posted October. 12, 2009 08:15,   

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秋夕(チュソク=陰暦8月15日の節句)連休を翌日に控えた1日にあった北朝鮮住民11人の東海(トンヘ)からの亡命事件以後、南北当局はそれぞれ、東海と西海などを通じて自国民の海上越境についての取締りを行っていることが分かった。

韓国政府当局者は11日、「最近、各地域の水産業協同組合長らを通じて、韓国漁船が東海や西海上の北方限界線(NLL)を超え、北朝鮮領海に入らないよう、格別な注意を呼びかけている」と話した。そのうえで「北朝鮮当局が東海からの亡命者11人を帰してほしいと要求しているなか、韓国漁船が過って越境する場合、大きな問題になりうるため、このような措置を取った」と説明した。

北朝鮮当局も最近、伝馬船や中型漁船に対する登録や検閲を強化しているという。脱北者団体の「NK知識人連帯」は、北朝鮮内部の情報筋の話として「最近、国防委員会の指示を受け、漁船に対する登録や運営秩序を立て直そうと、内閣傘下の水産部門関係者らの協議会が、咸鏡北道(ハムギョンブクド)の海上監督部署の会議室で開かれた」と伝えた。

一方、北朝鮮当局は8日、南北軍事実務者会談の北朝鮮側首席代表の名義で、韓国側首席代表宛に、「11人を早期に送還せよ」と促すなど、これまで4回に渡って亡命者11人の送還を韓国政府に要求している。



kyle@donga.com