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北朝鮮の非核化が目標、圧力と制裁は続く 米高官が確認

北朝鮮の非核化が目標、圧力と制裁は続く 米高官が確認

Posted August. 15, 2009 08:01,   

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13日午後、米国務省のブリーフィングルーム。国務省、国防総省、財務省とホワイトハウス、国家安全保障会議を網羅して、北朝鮮の核とミサイル活動に対する制裁を担当するために、米政府内に組織されたタスクフォース・チームを率いるフィリップ・ゴールドバーグ調整官が壇上に立った。5月25日、北朝鮮の2度目の核実験後、活発な活動を見せているゴールドバーグ調整官は、自分がこの場に立った理由を明らかにした。

ゴールドバーグ調整官は、「後戻りのできない措置を通じて、北朝鮮の非核化を成し遂げることが私たちの目標である。国連安全保障理事会決議第1874号と第1817号の履行のために活動する。目標を成し遂げるために、韓国と日本、東南アジアのタイとシンガポールを訪問する」と述べた。ゴールドバーグ調査官チームは、来週初めにシンガポールを訪れた後、バンコクとソウルを経て、東京を訪問する予定だ。

11日、財務省が北朝鮮の朝鮮クァンソン銀行を金融制裁の対象に指定するなど、国連安保理決議とは別途に、北朝鮮企業に対して3度にわたって独自の制裁決断を下した米政府としては、北朝鮮への圧力を継続するという意志を明確にしたわけだ。ある外交筋は、「米国は、依然として北朝鮮の制裁対象を捜しており、いかなる内密な取り引きによる核およびミサイル関連活動の試みも、徹底的に暴き出すという固い意志を誇示したものだ」と評価した。

ゴールドバーグ調整官は、対北制裁の成功の鍵を握る中国を訪問する計画も明らかにした。ゴールドバーグ調整官は、「(7月初めの対北制裁チームの訪中に続き)2回目の訪中の日程に合意し、具体的な日程を定めている過程だ。早ければ今月下旬にも可能だ」と述べた。対北制裁チームは、北朝鮮の核実験直後、中国、マレーシア、香港、ロシアを訪問したのに続き、ニューヨークの国連本部およびワシントンでの欧州各国と協議を通じて、緻密な対北制裁網を設けた。

今回、韓国、日本、タイ、シンガポールの訪問を通じて、各国の対北制裁の履行状況と北朝鮮の不法行動に対する情報を共有する機会を持つ。特に、ゴールドバーグ調整官は、タイとシンガポールに対して、「東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国でもあるタイとシンガポールは、アセアンの核心加盟国であり、両国は域内貿易と金融の中心地であるだけでなく、重要な海上国家だ」と言及し、実質的な対北金融制裁および海上貨物の立ち入り検査などを主要テーマに論議することを示唆した。ゴールドバーグ調整官は、「すべての訪問国で、空中、海上、陸上の貨物の立ち入り検査に関する意見を交換し、国連決議の金融制裁条項を検討する一方、できれば具体的な事例の情報も共有する」と述べた。

ゴールドバーグ調整官は、対北制裁履行の協議に向けたこれまでのアジア国家およびロシア訪問の成果を説明し、「北朝鮮との取り引きと関連した米国の注意勧告にすべての国家が関心を示し、自国銀行に勧告文を送付した」と伝えた。



triplets@donga.com