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球宴にまつわる「監督怪談」、今年は?

Posted July. 24, 2009 08:46,   

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1998年7月8日、プロ野球チーム・ハンファの姜秉徹(カン・ビョンチョル)監督は、オールスター戦がスタートする30分前、球団から解任通報を受けた。3塁走塁コーチを受け持つことにしていた姜監督は、ダッグアウトで自分の最後の試合を見守らなければならなかった。サンバンウルの金星根(キム・ソングン)監督(現SK)も、1999年7月4日、オールスター戦が終わった後、真夜中に更迭された。1996年と97年の2年連続ポストシーズン進出を果たした金監督には過酷な決定だった。

オールスター戦はお祭りの舞台だが、いつからか「監督の墓場」と呼ばれた。しかし、今年、三星(サムスン)はオールスター戦(25日)を控えた20日、宣銅烈(ソン・ドンヨル)監督との再契約を発表し、野球界に新鮮な衝撃を与えた。オールスター戦を前後にして首になった監督は多いが、再契約の通報を受けた監督は今回が初めてだからだ。

●毎年、お祭りを前後に成績不振の監督が更迭

チームの成績が悪い時、シーズン中に一番先に打つ手は、1、2軍の選手を入れ替えることだ。その次が1、2軍コーチの交替だ。1人だけの監督の更迭は最後の選択だ。最終選択は、それぞれのチームが休息を取るオールスター戦を前後にしばしば出る。これまで多くの監督がこの時にユニホームを脱がなければならなかった。04年前半期を3位で終えたKIAの金城漢(キム・ソンハン)監督は、後半期に入って5連敗を喫した後、すぐ更迭させられた。故MBCの金東鎏(キム・ドンヨプ、1987年)、ロッテの白仁天(ペク・インチョン、03年)、LG李広煥(イ・グァンファン、1996年)、KIA柳南鎬(ユ・ナムホ、05年)監督らも、オールスター休息期に監督の座から退いた。

●宣銅烈監督、シーズン中に異例の再契約

監督が代わると、チームの雰囲気も打って変わる。しかし、成績向上につながったケースはほとんどない。1998年、韓化は前半期まで4位のサンバンウルに0.5競技差が遅れた5位だった。しかし、監督が替わった後、7位でシーズンを終えた。1999年のサンバンウル、03年ロッテ、05年KIAは、監督更迭当時、どん尻だったが、最終成績も同じく最下位だった。唯一、KIAは金城漢監督を更迭した後、4位でポストシーズンにやっとの思いで進出した。しかし、準プレーオフですぐ脱落した。

●今年は更迭監督は出ない見通し

今年、「オールスター怪談」はなさそうだ。今年で契約が満了する監督は宣監督をはじめ、ジェーリ・ロイスタ(ロッテ)、金寅植(キム・インシク、韓化)、鉠凡鉉(チョ・ボムヒョン、KIA)、金在博(キム・ジェバク、LG)の5人。しかし、それぞれのチームが類を見ないし烈な順位争いを展開している中で、無理手を打つ理由がない。

宣監督の再契約の発表も影響するものと見られる。5位をマークしている宣監督は21日、「正直、最近失業者が多いというが、僕もそうなるかも知れないと思っていた。これからは気楽にチームを運営する」と話した。宣監督が今季、好成績で良い前例を作れば、オールスター怪談も昔話になるかも知れない。



uni@donga.com