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鄭相文被告、本籍問う質問に「よく覚えていない…」

鄭相文被告、本籍問う質問に「よく覚えていない…」

Posted June. 05, 2009 08:07,   

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泰光(テグァン)実業元会長の朴淵次(パク・ヨンチャ)被告から約4億ウォンの賄賂を受け取り、大統領特別活動費12億5000万ウォンを横領した容疑などで拘束・起訴された元大統領総務秘書官の鄭相文(チョン・サンムン)被告に対する初公判が4日、開かれた。しかし、鄭被告が故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)前大統領の逝去による衝撃のためか、公判がまともに進行されないまま、20分あまりで終わった。

鄭被告は、ソウル中央地方裁判所刑事合議22部(李圭鎮部長判事)の審理で開かれた公判法廷に、呆然としてよろめきながら、ゆっくり歩いて入ってきた。よもぎ色の囚人服を着て、赤く上気した表情で被告人席に座った鄭被告は、裁判長の質問にまともに返事ができなかった。さらに、本籍を問う質問にも、「よく覚えていない」と首を横に振った。

鄭被告の弁護人は、「盧前大統領の逝去後、葬儀に参列した後、精神的負担のためか心身が非常に不安定で、鄭氏が考えをうまく整理することができない」と話した。さらに弁護人は、「検察捜査当時も供述が一貫せず、どれが本当なのか整理する時間が必要だ」として、2週間の時間を要請した。これに対して、裁判長は「弁護人と考えは同じか」と問うと、鄭被告はしばらく戸惑い、「当惑し、混乱した状況だ」とだけ答えた。

裁判長は、気の毒そうな表情だったが、「逝去は逝去であり、裁判は裁判として行なわなければならないのではないか」と公判の引き延ばしに対して遺憾を示した。裁判長は、これ以上公判の進行が難しいと判断し、2週後の18日に2回目の公判を開くと述べ、公判を終わらせた。

いっぽう検察は、04年に、慶尚南道(キョンサンナムド)知事補欠選挙の当時、朴被告から不法政治資金を受け取った容疑で拘束・起訴された元行政自治部次官の張仁太(チャン・インテ)被告に、懲役4年、追徴金8億ウォンを求刑した。張前次官は概ね容疑を認めており、今月19日に判決公判が開かれる。



bell@donga.com